2018年05月25日

第35回短歌人ネット歌会作者名発表

第35回短歌人ネット歌会の作者名を発表します。

本日から5月31日(木)いっぱいまで、
各作品の作者名がオープンになった上でのコメントを受け付けます。
読みがうまくできなかった作品などに関しまして、
作者の方との質疑応答などにお役立て戴ければと存じます。いうなれば感想戦です。

特にまだコメントのない方は、是非一言述べて下さればと存じます。
ご自分の作品にでも他の方の作品にでも構いません。
詠草の有無は関係ありませんし、もちろんここからのご登場も大歓迎です。

皆さまの積極的なご発言で、歌会終了まで会を盛り上げて戴ければと存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

【詠草(自由詠)】 ※カッコ内はルビとなります。 

1.木の花が咲いたと父に伝えたい知られず過ぎるゆりの木の花 / たかだ牛道

2.窓越しに感じる君の体温を汽車はゴトンと連れ去ってゆく / 笹渕静香

3.一杯の水のみたまえ窓際のライムグリーンのポトスがまぶし / 馬淵のり子

4.手術を受けむ妻と門出れば陽のあたり家並みは明くゆく胸照らす / かわすみさとる

5.寝転びて本よみおれば「ぐうたら」とソファ陣取り父笑うかな / 真中北辰

6.廃城となりたるのちの年月を蹴散らすやうに旅人の群れ / 海野 雪

7.野菜室で野菜が次第に腐乱していくかのような我妻と我 / 桑原憂太郎

8.夕闇に沈丁花の香まじりたり私鉄沿線墓域のごとし / 藤原龍一郎

9.膨らみし梅の花芽のその芯のひとつひとつに力点のあり / 竹田正史

10. 非常階段の天辺でタバコ吸う男今にも飛び降りそうだ / 生沼義朗

11. 罪一等減じられて後の人生は水の味をそっと嗅ぎ分けるごと / 橋道子

12.「ち・よ・こ・れ・い・と」 六つ進みて振りかへる母につき来て二歳児(にさい)は笑まふ / 肥塚しゅう

13. 日時計の秒針の音? いえそれはあなたの胸の高鳴りの音 / 小笠原啓太

14. 自らの孤独死予想を子は言ひぬ日差しに眩む春なほ寒き / 鎌田章子

15. またの名を酒仙、高田渡にはなれそうもない山口達也 / 吉岡生夫

16. 「ダビンチ(ロボット)」の手術によってもEDとぞ 迷える夫に妻はうなずく / 宇田川庄五

17. 音楽と共に優しく揺れている月の光と夜とガーベラ / 高良俊礼

18. なめらかに詩歌を語る人とゐてだんだん居心地がわるくなる / 冨樫由美子

19. 身を揉んで五月の風の中にいる樹になりたいかと問う人のあり / 山中もとひ

20. ひとさしゆびの先で星を描くことを大丈夫のおまじないにしてる / 古賀たかえ

21. 突っ張ってばかりの娘でごめんなさい白いカーネーションは手向けず / 本間美保

22. 窓の外(と)を過り吹きあげ幾千のさくらはなびらが舞ひ飛びゆけり / 永井秀幸

23. 車道へと尻向けてフンする犬のプライバシーは守られていず / 加藤隆枝

24. うつむいていたのだ私きがつけば窓の向こうに若葉あふれて / 庭野摩里

25. 美しい人は美しいままに逝きたり賀状の美しい文字 / 亀尾美香

26.羽があるときは飛んださ嗚呼いまは肩甲骨がひどくおもくて / 弘井文子

27.本当のことを知りしときんつばの衣剥がして騒がしきひと / 津和歌子

28.よく遊びよく眠りまたよく遊ぶ連休中の小学生たち / 村田 馨

29. 一市民を意識したしと春雨の議事堂前にわれしばし立つ / 太田青磁

30. はるさめに砂岩の墓碑はかへりゆく土より生まれ土となるまで / 西五辻芳子

31.線路沿い駅から駅へ咲く薔薇のみどりの指の持ち主は誰 / 五十嵐真希


なおこの記事にコメントはつけられません。
以前のコメント同様、それぞれの作品に関するスレッド直接お願い申し上げます。
6月1日以降は、コメントは一切つけられなくなりますので、
書き込みはお早めにされますことをおすすめします。

次回第36回歌会は8月開催予定です。7月下旬より詠草募集を開始します。
歌会に対する改善案などありましたら、積極的にお寄せ下さい。
できる限り運営に反映させて参ります。

次回もたくさんの方々のご参加をお待ち申し上げております。
ではもうしばらくの間、よろしくお願い申し上げます。
posted by 短歌人会 at 21:00| Comment(0) | 第35回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする