2022年09月10日

第49回短歌人ネット歌会作者名発表

第49回短歌人ネット歌会の作者名を発表します。

本日から9月20日(火)まで、各作品の作者名がオープンになった上でのコメントを受け付けます。
【※運営側のミスで、更新が反映されていないことが判明しましたので、作者発表後コメント受付期間を延長します】

読みがうまくできなかった作品などに関しまして、
作者の方との質疑応答などにお役立ていただければ幸いです。いうなれば感想戦です。

特にまだコメントのない方は、是非一言述べてください。
ご自分の作品にでも他の方の作品にでも構いません。
詠草の有無は関係ありませんし、もちろんここからのご参加も大歓迎です。

皆さまの積極的なご発言で、歌会終了まで会を盛り上げていきましょう。
何卒よろしくお願い申し上げます。


1.京成の中吊り見れば海老さんが襲名するの?そのうちたぶん/庭鳥

2.東京でずしょしょしょうざえもんなどと言おうものなら分かっておるな?/光本博

3.一京円以上かかると聞きました脱炭素社会を作るには/伊藤まり

4.その窓にロッテの球場映しつつ埼京線は都内に入る/橋小径

5.中島敦(なかじま)の「虎狩」に見ゆ京城の冬の季節の痛ましきまでが/寺阪誠記

6.上京の時に買いたるおぎのやの釜めしの釜捨てて還向す/竹田正史

7.違和感は〈京ばあむ〉の「京」のデザイン ぐるぐる模様が「稟(こめぐら)」に似る/肥塚しゅう

8.新幹線おりてほどなき夫からの写真は届く「東京の空」/加藤骼}

9.花紀京ミヤコ蝶々京唄子あさきゆめみじえいもせず京/𠮷岡生夫

10.アニメ界に京極姓が二名居りときおり混同されるとのこと/村田馨

11.ふたり旅京都は街より山がいい鞍馬貴船をゆつくり歩く/鎌田章子

12.ほどよき距離感といへ在席の人に配りぬ東京ばな奈/吉浦玲子

13.ひろびろと新宿御苑の上にある青さよこれも東京の空/大野奈美江

14.ブローチの京七宝に描かれし里山の夜にフクロウが啼く/五十嵐真希

15.岡井隆は東京ステーションホテルにとよく泊まりしとかつて聞きおり/生沼義朗

16.米国の軍事規格に準拠した京セラ製のスマホを磨く/野崎挽生

17.京都からヒッチハイクで来たという餓鬼が棲みつくコンビニトイレ/亀尾美香

18.もう会へぬあなたの南京終町(みなみきやうばてちやう)いつも夕(ゆ)焼けのなかにある街/川上幸子

19.こぶだしの京野菜そなふお仏膳亡き母の味いまだつかめず/西五辻芳子

20.二位じゃダメと追われし京のあとを継ぐ富岳がつかむ山のいただき/太田青磁


なおこの記事にコメントはつけられません。
以前のコメント同様、それぞれの作品に関するスレッドに直接お願い申し上げます。

9月20日(火)以降は、コメントは一切つけられなくなりますので、
書き込みはお早めにいただければと存じます。
次回第50回歌会は11月開催予定です。10月下旬より詠草を募集します。

歌会に対する改善案などありましたら、tankajin.eisou@gmail.com
もしくは、ネット歌会詠草一覧の記事コメント欄まで
積極的にお寄せください。できる限り運営に反映させて参ります。

また、昨今の社会情勢によって、全国的に歌会が開催できない状況にあります。
ネット歌会の開催方法や時期などにつきましてもご意見やご助言をいただければと存じます。

次回もたくさんの方々のご参加をお待ちしております。
ではもうしばらくの間、よろしくお願いいたします。
posted by 短歌人会 at 23:00 | TrackBack(0) | 第49回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする