この記事へのコメント
漢字を分解して意味を考えるという歌は、よくあります。絶の字が、糸+色というのは、絶の意味からすると意外で、作者はその驚きを歌にしたのでしょう。絶望の「絶」が説明的かと思いますが、着眼点は面白いと思いました。
Posted by 近藤かすみ at 2010年04月07日 02:51
「絶」という文字からの発想で生まれた歌でしょうね。
予定調和というか、無難にまとまり過ぎている感じがしました。言葉遊びの歌だからこそ、
下の句でもう少し読み手の想像を裏切る形の発想の飛躍が欲しかったです。

絶望の「絶」と捉えたたところに、何かしらの絶望感を抱いている
作者の心情が表れているのかもしれません。
「色」「糸」と言えば、運命の赤い糸を連想します。
運命の人に出会えないでいる絶望感と解釈するのが妥当でしょうか。
Posted by 伊波虎英 at 2010年04月07日 23:22
上句のなかで、
「絶」の字みれば
の表現は、やや理が勝っている印象を与えて
損をしている気がします。

しかし、ここに詠み込まれた作者の心には、
共感するものを感じます。

パンドラの箱の底に残ったのは、
「希望」でした。

絶望の中にいる作者は、
その中に一縷の色をみています。
それはやはり希望ではないかと思います。

「絶望」ということばを「いとしきのぞみ」と読む、
これはある人気漫画の主人公の名前なんですが。

パンドラの箱に残った「希望」と、
「愛しき望み」を、このお歌から、連想し、
そこに共感しました。
Posted by 梶崎恭子 at 2010年04月18日 12:35
なにかで凹んだり、落ち込んだりしている時に、ふと目に止まったのが「絶」という文字だった。それは、情けなさを増しますよね。
なので「絶」の字見れば、と表記したのは、状況を的確に表していると思いました。
で、その文字をじっと見ていたら「糸+色」と解体して見ることが出来た。
糸、といえば赤い糸だよね。そうだ、どこかにわたしと繋がっている誰かがいるかもしれない。という気持ちの移ろいを素直に表現していると思います。
絶望の中でたまたま見た文字が「絶」だったというのは、かなしいことだけど、そこから先へと進もうとする想いがよく出ているのではないでしょうか。
あまり作品の背景にこだわって深読みしすぎるのは意としません。素直に読み取りたいなと思っています。
Posted by 花森こま at 2010年04月21日 12:20