この記事へのコメント
司馬遼太郎の小説のタイトルにもなっている「花神(かしん)」(花咲爺)というものがいて、花を咲かせるのだという。
この可愛い「二羽のスズメ」は、さしずめ小さな花神なのであろう。

春まだきの梅の樹に生命の息を吹き込むスズメは、古代ギリシャの風の神アネモイ、とりわけ西風の神ゼフュロスのごとくである。わが国でいえば「東風(こち)」であろうか。

・・・そのようなことごとを連想させる、可憐な佳品。

なお、初句は「よもすがら」の方がいいと思う。

Posted by 坂本野原 at 2010年04月06日 11:54
スズメのちょんちょんと枝をつつく動きを「息を吹き込む」と表現されたのでしょうか。ハッとしました。想像力の豊かな方なのでしょうね。

スズメは夜間は活動しなので「スズメ」が比喩なのでしょうか?とすると、ちがう印象になりますね。
Posted by 三田村まどか at 2010年04月11日 18:10
「夜通しで」というのは表現が過剰で、
暁とか明け方でいいんじゃないのかなあと思いました。

「梅の枝々息を吹き込む」の部分、
四句の助詞の欠落が非常に気になります。
Posted by 伊波虎英 at 2010年04月14日 01:36
地味な歌かと思いましたが、スズメの勤勉な様子がうかがわれて、なかなか良い歌ではないでしょうか。他の人もおっしゃっていますが、やはり「枝々に」とするべきだと思います。
Posted by 近藤かすみ at 2010年04月14日 13:24
 夜通しで二羽のスズメが庭先の梅の枝々息を吹き込む

雀が大好きなので、楽しく読ませていただきました。
初句「夜通しで」は説明的になるので省いて、雀の描写に焦点をしぼってはダメでしょうか。
それと、伊波さん、近藤さんが指摘されたように「梅の枝々息を吹き込む」の助詞、ここには付けないと意味が変わってきますので必要だと思います。「に」「が」「を」ほかをつけることで、まったく違ってきますので。
また、助詞をつけた方がリズムもよくなってくると思います。
定型におさめるなら、「梅の小枝に」とか、「梅のこぬれに」ほか、あるかと思います。
Posted by 弘井文子 at 2010年04月14日 13:48