この記事へのコメント
朝起きると何となく肌がカサカサしているようで、ビタミンが足りないからかと思っている女性の歌と読みました。午前七時という早い時間から憂鬱なのは、仕事や家事にマンネリや不満を感じているからでしょう。
下句が字余りになっていて、もたつきますが、それも憂鬱のもやもや感を強調しているようです。
Posted by 近藤かすみ at 2010年04月07日 02:43
若い(?)女性の率直かつ素直な悲鳴が興味深い、ストレートな一首。

なお、「採る」は、明らかに「摂る」または「取る」の誤り。

Posted by 坂本野原 at 2010年04月08日 11:07
「肌がシグナルを出している」というような
俗っぽい表現を不用意に歌に取り込むことについては、
歌人として細心の注意を払うべきではないでしょうか。
そこを自分の言葉で表現してほしかったです。
結句「午前七時の憂鬱」の「憂鬱」というのも安易過ぎる着地に思えました。
「憂鬱」と言わず、憂鬱な気持ちを表現する工夫がほしいです。
Posted by 伊波虎英 at 2010年04月08日 11:58
忙しく働く女性のある種「叫び」のようなものが感じられてよくわかるお歌です。

ところが前評でもいわれているように、ビタミン 肌 シグナル という言葉の羅列が、
サプリメントのCMのコピーを思わせて安直になってしまいました。
「午前七時の憂鬱」も同じように歌を狭くしていると思います。

「ビタミン」と言わず「B2も摂れよ」と具体をあげたり、
「午前七時の憂鬱」と言わず下句を転換させて、朝の空の輝きあるいは降る雨に視線を移す、
庭の花の美しさあるいは枯れ行くさまに視線を移す 
というのもひとつの方法かと思います。
Posted by 三島麻亜子 at 2010年04月09日 09:49
四文字で言うなら「オレンジもとれよ」(この場合どの漢字をつけるべきでしょう)でもいいし、好き好きですがコマーシャルにありがちなフレーズであることは否めません。

午前七時に憂鬱なら低血圧かもしれませんよ、(実は私がそうです、塩化ナトリウムの錠剤を飲む?と医師に言われました)とにかく膨らませ方を考えるともっと面白いのにもったいないと思います。
Posted by ふゆのゆふ at 2010年04月10日 16:56
この頃の世間は「ビタミンも取れよ」と健康志向。上の句の前向きに対して結句は「憂鬱」と結んだところが妙。
Posted by 間 ルリ at 2010年04月11日 08:19
たとえば、

「ビタミンも摂れよ」と肌がシグナルを午前七時に憂鬱に出す、とか、
「ビタミンも摂れよ」と肌がシグナルを憂鬱に出す朝七時なり

などのように(下手な改作ですみませんが)字余りを避ける方法はあったと思います。
下句の字余りが、「憂鬱」を安直に見せてしまっているので。

作者は一考を。
Posted by 松木 秀 at 2010年04月12日 13:16