この記事へのコメント
尾長の悪声はまさに「濁音をひつぱつたやうな鳴き声」だと思います。その声を「曳きつつ」遠ざかっていく。難しい言葉は何も使っていなくてごく平易に詠まれた歌だが写生歌として成功している歌だと思います。「引く」でなく「曳く」の選択も良いと思う。
前回もそうでしたが今回も僕にとっては難しすぎる歌ばかりが並んでいて難儀をしているがこの歌で少しホッとしました。
Posted by 永井秀幸 at 2010年07月06日 16:42
尾長鶏になじみはないのですが「濁音をひっぱったような鳴き声を曳きつつ」でありありと、その鳴き声が聞こえるようで、「尾長は遠ざかりけり」で自分の視線が尾長の姿を追っていくような感じがします。何気ないけれど「濁音をひっぱったような」が効いているのだとおもいます。
Posted by さとう ひろこ at 2010年07月09日 00:14
「ひつぱつた」を音読のように表記してしまいました。すみません。お詫びして訂正します。
Posted by さとう ひろこ at 2010年07月09日 00:22
>濁音をひつぱつたやうな
>曳きつつ
このあたりが冗長な感じがしますがどうでしょう。むしろ無いほうがいい気もします。つつ、ですね。

>尾長は遠ざかりけり
これは感じがでていて好感をもちます。

シンプルにシンプルに行ったほうがよい歌になる気がいたします。
Posted by 長谷川知哲 at 2010年07月09日 06:20
さとう ひろこさんが「尾長鶏」と書いておられますけれど、尾長は尾長鶏ではなく、野鳥のオナガではないでしょうか。尾長鶏はケージに飼われているので、「遠ざか」ることはできないと思いますので。
オナガの鳴き声は聞いたことがありませんけれど、「濁音をひつぱつたやうな」に作者の発見と工夫があると思います。
ただ、上の句の描写が少し間延びして感じますので、もう少しシンプルにと言う長谷川知哲さんの指摘に賛成します。
Posted by 弘井文子 at 2010年07月11日 10:44
野鳥のオナガの鳴き声はいつも聞いていますがまさに濁音を引っ張ったような悪声で、この鳥は野鳥のオナガに間違いないと思います・
Posted by 永井秀幸 at 2010年07月12日 16:44
尾長は野鳥でしたか!
生半可に鶏の仲間だと思ってたものですから。でも自分がイメージしてたのは、木の枝から長ーい尾を垂らしているので野鳥のほうですね。
Posted by さとう ひろこ at 2010年07月12日 20:54
調べもしないで、また頓珍漢な事を言ってすみません。私がイメージしたのはやはり鶏のほうでした。野鳥の尾長はぜんぜんちがいますね。
Posted by さとう ひろこ at 2010年07月13日 08:28
オナガというのは、姿の美しい鳥ですよね。
文字通り尾が長くて、翼や尾は、きれいな青灰色です。大きめの鳥で、尾まで入れると、体長30センチ以上はあるでしょう(半分くらいは尾という感じ)。
今、私が住んでいるところでは、わりに普通に見られる鳥(木の生い茂った川辺で見ることが多いのですが、庭に来ることもある)なのですが、数年前、引っ越してきて、初めて見たときには驚きました。青い羽根を持つ鳥自体が珍しいですし、何てきれいな鳥だろうと思ったものです。ギューギュー鳴くので、確かにあまり良い声とは言えず、何だか姿と声に落差のある鳥です。
オナガの生息域は限定されており、全国的には、あまり一般的な鳥ではないと思います。この歌で描写されているのは、鳴き声だけですから、オナガの姿を知っているか、知らないかで鑑賞が分かれてくる作品だと思います。
Posted by 大室ゆらぎ at 2010年07月14日 19:34
関西ではあまり見かけませんが、学生の頃荻窪の師のアトリエで、オナガが、よく庭に飛んできて、レアルにその声を覚えています。実景のみを詠った事が歌の膨らみを増しています。名詞のくりかえしではなく、動詞の反復、また、文語にこだわらないミックスメディアなところが、新鮮に感じます。
ちる花はかずかぎりなしことごとく光をひきて谷にゆくかも
上田三四二の上記の歌は、好きな歌のひとつですが、
鳥の声の表現を、曳くと表わされたところが、勉強になりました。
Posted by 西五辻芳子(にしいつつじよしこ) at 2010年07月27日 17:52
濁音をひつぱつたやうな鳴き声を曳きつつ尾長は遠ざかりけり
申し訳ありませんでした。
 誤字の訂正 レアル   (正)リアル
       ミックスメディア (正)ミクストメディア
やはり、何度か詠むと「ひつぱつたやうな」は、全体の調べから、文語に統一したほうがいいとおもいます。
オナガは数羽で飛んでくるので、その感じをおりこむとより一層重層的に表現できそうです。
Posted by 西五辻芳子 at 2010年07月29日 23:02

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