2010年07月26日

第2回ネット歌会作者名発表

第2回短歌人ネット歌会の作者名を発表します。
なお本日から8月4日の水曜日いっぱいまで、
各作品の作者名がオープンになった上でのコメントを受け付けます。

読みがうまくできなかった作品などに関しまして、作者の方との質疑応答などに
お役立て戴ければと存じます。いうなれば感想戦です。もちろん、ここからのご登場も歓迎します。
皆さまの積極的なご発言で、歌会終了まで会を盛り上げて戴ければと存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。


【詠草】※カッコ内はルビ

1.山また山のみちの果てにし現れぬ念仏踊りを伝ふる集落(むら)は / 永井秀幸

2.柊の葉にある露のころげ落つ魔を払うごと今朝の旅立ち / 渋谷和夫

3.3Dテレビのなかの奥深くねむる神へと手をさしいだす / 伊波虎英

4.蝉時雨はきみの幻聴いつよりか内耳は低く潮騒を聞く / 北島裕子

5.枝もぎのひとつ枇杷の実すゆければきりさげ髪の少女わらふよ / 弘井文子

6.あんまりな名だと思うけど他につけようがないイタイイタイ病 / 米島綾香

7.アマゾンへ中古の歌集を注文すれば翌日届く ホチキス留めで / 三田村まどか

8.あら草と培ふ花と生い茂る裏庭モネの庭と人の云ふ / さとうひろこ

9.革命はいまだ成らずて抉られし馬鈴薯の芽ばかりが溜まる / 大室ゆらぎ

10. 待てど来ぬものを待ちをり雨季ちかくみづのおもてに水輪(みづわ)這ひ寄す / 三島麻亜子

11. 窓閉ぢて月消え去りし瞬間に部屋に漂ふ矩形の空気 / 楠田よはんな

12. 有耶無耶の生も良からむクッキーの缶のぷちぷちまた潰しつつ / 近藤かすみ

13. 自由だと言うほど自由でなさそうな人間社会を笑うアルパカ / 照井夕佳詩

14. 大き手を置き去りにせしかなしみに睫毛濡らして目覚めぬ今朝は / 青柳 泉

15. いちまいの蔦の葉の落ちてくる時間そのとききみは分つてくれる / 長谷川知哲

16. 共産党の街頭演説あきらかにチンドン屋の音に負けておるなり / 生沼義朗

17. 舞ひこみし蜻蛉を空へ逃がすときはつなつの風吹きすぎゆけり / 坂本野原

18. ぼそぼそとハイヤ節など呟くか昨夜は深く入れた唇 / 西王 燦

19. 冷や麦と煎餅平らげる夜よ友と信じた言葉ふたひら / 佐々木ゆか

20. NHK朝のドラマが画面からはみ出でて言ふ「怖いモノは、懐かしい」 / 勺 禰子

21. 初夏の緑したたる森奥へ無人のカートぞ走り去りぬる / 太田賢士朗

22. 妻の寝る頭にとおく香車など置いてみたれば暗殺のごと / 木嶋章夫

23. 象の耳はためく国は遠くしてやや褐色の夫の背中 / ソガカナメ

24. 濁音をひつぱつたやうな鳴き声を曳きつつ尾長は遠ざかりけり / 來宮有人

25. ふり向けばあなたが雨になっている海をぬらしてたたずんでいる / 花森こま

26. かあちやんが稼いでくるからなミクシイのキヤラクターに言ふ うなされて / ふゆのゆふ

27. 寝室に呻く声あり寝苦しき夜はそのまま朝につながる / 村田 馨




なおこの記事にコメントはつけられません。
以前のコメント同様、それぞれの作品に関するスレッド直接お願い申し上げます。

なお8月5日以降は、コメントは一切つけられなくなります。
書き込みはお早めにされますことをおすすめ申し上げます。

第3回歌会は10月上旬から11月下旬まで頃の開催予定です。
次回もたくさんの方々のご参加をお待ち申し上げております。
posted by 短歌人会 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 第2回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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