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2010年10月22日
第3回ネット歌会詠草/18
菜の花のように一面咲き誇るセイタカアワダチソウの栄華よ
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posted by 短歌人会 at 00:23|
Comment(4)
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この記事へのコメント
今、セイタカアワダチソウが盛りですね。
今日、車窓からセイタカアワダチソウの茂るのを見ながら歌を考えていました。
セイタカアワダチソウは繁殖力の強い花でどんな場所でも他の草を追いやって茂り、まさに栄華を極めています。
この辺りは「栄華」とうまく表現できていると思います。
しかし「菜の花のように」という直喩には抵抗があります。
菜の花は春の花ですから、いくらおなじように群れ咲いて、おなじ黄色の花でも秋の風景のイメージを損なうのでまずいです。
黄色を連想する花以外のものを比喩に使痛いです。
Posted by 海野 雪 at 2010年10月22日 20:18
かなり皮肉の効いた批評的な歌と読みました。
セイタカアワダチソウは、今広汎に問題になっている外来種生物の嚆矢のような植物で、
その旺盛な繁殖力で、在来種の野生植物に絶滅の危惧すらもたらしています。
私は極力駆除し、出来れば駆逐すべきものと考えておりますが、作者の視点も、セイタカアワダチソウに対して少なくとも好意的ではないようです。「栄華」という言葉がなかなか鮮烈です。
この夏も、どこにでも咲き誇って栄耀栄華を極めているのを見かけましたが、なまじキレイな(確かにちょっと菜の花に似ている)花が余計に苛立たしく、非常に苦々しい光景と感じました。
その辺の消息が、割と品よく表現されていると思いました。
Posted by 坂本野原 at 2010年10月24日 11:43
セイタカアワダチソウは、30年少し前には確かに栄華を味わったと思いますが、
今では自身の出す抑制物質や、自身が食い尽くしてきた土壌の養分不足によって、
盛者必衰状態、と言われてもいい状態なのだと思います。
私の幼いころに比べると、その背も低くなり、そのせいもあってか、
稲穂のようであったり、菜の花のように美しく見える場所も多々あります
(小さいときはあのギトギトの黄色が本当に嫌でしたけれど)。
また、実際にススキの方がずいぶん優勢になっている場所も多いと聞きます。
ですので、私は作者が「栄華よ」に「盛者必衰」の「必衰」を幾分込めているように思いました。
単に今更セイタカアワダチソウの栄華(とその害)を詠うには少々時代遅れにも思いますし、
そういう意味では「咲き誇る」と「栄華よ」はもう少し言葉を変えてみられて、
どういうスタンスか示してほしいようにも思います。
Posted by 勺 禰子(しゃく・ねこ) at 2010年10月24日 20:58
セイタカアワダチソウとススキの関係に数年前から興味を持って見ていました。見てきたといっても科学的に統計をとるなどという観察ではなく、車や電車の車窓などからボンヤリとただ見ていたのです。故にこれは個人的な感想の域を出ない考えなのですが、年によって、二者の勢力関係が代わるように思われます。ある年はやたらとセイタカアワダチソウが目につき、またある年はススキが優位に見える。
思わずススキに味方する自分は、やはり日本人なのだなと思ったりもします。
セイタカアワダチソウに栄華という言葉は似合いません。故にこれはセイタカアワダチソウを揶揄する歌だと思います。セイタカアワダチソウ(ぶたくさ)になんの個人的な恨みはありませんが、日本の秋には薄がよく似合います。
Posted by
村上 喬
at 2010年10月25日 01:39
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そういう意味では「咲き誇る」と「栄華よ」はもう少し言葉を変えてみられて、
どういうスタンスか示してほしいようにも思います。
思わずススキに味方する自分は、やはり日本人なのだなと思ったりもします。
セイタカアワダチソウに栄華という言葉は似合いません。故にこれはセイタカアワダチソウを揶揄する歌だと思います。セイタカアワダチソウ(ぶたくさ)になんの個人的な恨みはありませんが、日本の秋には薄がよく似合います。