2010年10月22日

第3回ネット歌会詠草/30

しゃぼん玉くだけるときの冷たさを頬に受く 秋はわかれの季節
posted by 短歌人会 at 00:11| Comment(3) | 第3回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「しゃぼん玉くだけるときの冷たさを頬に受く」まででおおっ!♪と思い、「秋はわかれの季節」でガクっとずっこける思いがするのは僕だけでせうか?

前者の、鋭い観察眼を感じさせる緊密な表現に比べ、後者はいかにも平凡な一般論みたいなありふれた着地で、ここさえ直せばかなりいい歌になりそうな予感がします。

・・・本誌1月号誌上あたりでのリベンジを切望いたします〜(^^)
Posted by 坂本野原 at 2010年10月24日 12:10
前評者と同じような感想を持ちました。

はかなく消えるしゃぼん玉 冷たさ …ときて、「秋はわかれの季節」では
安易な気がするのです。常套句ですから。

しゃぼん玉くだけるときの冷たさを頬に受く

これはひとつ完成されていると思いますから、「秋はわかれの季節」の部分を
工夫されたら良い歌になると思います。
Posted by 三島麻亜子 at 2010年10月26日 09:20
前評者おふたりと同じく、「秋はわかれの季節」はあまりにもあたりまえで弱いと思います。

それに、このフレーズを持ってくるために四句が「頬に受く 秋は」と句割れになってますが、やはり「しゃぼん玉くだけるときの冷たさを頬に受けたり」ぐらいでないと初句から三句までの流れを受けられない、足元不安定でこけてしまいます。そうすれば、あとは五句七音を付ければよくて、「秋はたけなは」でもなんでも軽くつければいいのではないでしょうか。
Posted by 花鳥 佰(かとりもも) at 2010年10月28日 12:34