この記事へのコメント
韻律を崩す場合、快いものもあり、こちらの内在韻律に挑戦してくる確信犯としての崩しもあります。
しかし、この歌はいずれにもならず、これでは読めない。
韻律を整えることができれば、好きな歌の一つに入れたいと思わせる歌。
Posted by 長谷川知哲 at 2010年10月23日 09:46
私も、ネタ切れの際など、妻をしばしば歌にしております。
日頃なんだかんだと言いつつも、配偶者たる妻はやはり生涯最大のパートナーであると思っておりまして、主張すべきことは主張しつつ、友好的な「戦略的互恵関係」を構築していかなければならんと思っております。

さてこの歌、一読してナイーブな「幸せ・ハッピー感」に好感を持ちました。
方向性としては好きな範疇です。

漬物が大好きなので、ニンジンの糠漬けはおいしそうだな〜とも思います。

ただ、言葉の配列・まとめ方や、「人参・ニンジン」、「君」の重複などがいかにも雑駁で、稚拙さは否めないと思います。

・・・が、同時に、もしかするとこれは意図的な「ヘタウマ」路線を狙っているのではないかと思わないでもありません。

例えば試みに、本歌の言い回しを生かしつつ、常識的な線に推敲するとすれば、

ふかふかの糠床のなかニンジンも漬けて待つ君ニンジン嫌い

あたりに落ち着くと思いますが、これ、正直言って掲載歌に負けているような気がするのです。
なんか、どことなくパワーが落ちているみたいな。

・・・結局、この歌はこれでいいのかな〜とか、思い千々に乱るる秋深し、であります。
Posted by 坂本野原 at 2010年10月23日 11:35
句の切れがわからない。
糠床は/ふかふか人参も/入れて/君を待つ君は/ニンジン嫌い
と読むのでしょうか。

三句が三音になって、いかにも不安定。
それとも作者は「ふかふかにんじ/んもいれて」と読ませたいのかもしれないが、「句切れ」は音節で切るのが基本ですから、こうは読めません。
初句、二句をひっくりかえして「ふかふかの糠床に人参も入れ」くらいにすれば定型に納められます。

「君」が二度出てきますが、二度目の「君」はひらがなにするほうが見た目がやわらかくなります。

二度目の「にんじん」を「ニンジン」としたのは、いかにも「ニンジン大嫌い!」という雰囲気があって良いと思います。

糠床をせっせとかきまわしてふかふかにして、彼のために胡瓜やら白菜やらいろいろ入れて、おまけに彼の大嫌いなニンジンまで入れて、彼の健康を考えて、できればだまして食べさせたい、とおもっている作者。とてもかわいらしく、ほほえましく、おもわずにっこりしてしまう。

Posted by 花鳥(かとり)もも at 2010年10月23日 22:23
追加です。

二度出てくる「君」は一度目の「君」を「きみ」にするほうが情感が出るとおもいます。できれば二度とも「きみ」のほうがやわらかい感じに。

また、下句は「きみを待つニンジン嫌いのきみを」とすれば散文っぽさ、幼さがなくなると思いますが、五句が9音になってしまうので、考えてしまいます。
人参の漢名「こらふ」を使う方法もありますが(「きみを待つコラフ嫌いのきみを」)、まるで違ううたになってしまいますね。
幼さを残そうとすれば、元のままがいいと思います。

Posted by 花鳥(かとり)もも at 2010年10月23日 23:36
コメントをありがとうございました。

>二度出てくる「君」は一度目の「君」を「きみ」にするほうが

確かにそうですね。短歌人誌に送ることがあれば、そうさせていただきたいと思います。

韻律の不協和音はいかんともしがたいものがあります。
単にそろえることはできるかもしれませんが、
それでは自分にうそをつくこともあります。
そのあたりが自分自身の中では難しく、収拾がつかないことが(よく)あります。
どう切ったらよいか、どこで切るか…あまり考えずに作ることが多いです。
それでいいとは思ってはいないのですが。

今回こそ、もっとたくさんの歌評を書き込みたいと思っていましたが、
途中で忙しくなったこともあり、息切れしてしまいました。
次はもう今回より積極的に参加したいと思います。

ありがとございました。

追伸:糠漬けは夏以来マイブームですw
Posted by 勺 禰子(しゃく・ねこ) at 2010年11月21日 23:05