スマートフォン専用ページを表示
短歌人ネット歌会場
短歌人会の公式なネット歌会会場です。
閲覧はどなたさまもできますが、出詠およびコメントは短歌人のメンバーのみに限定させて戴きます。
<<
第3回ネット歌会詠草/36
|
TOP
|
第3回ネット歌会詠草/34
>>
2010年10月22日
第3回ネット歌会詠草/35
糠床はふかふか人参も入れて君を待つ君はニンジン嫌い
【関連する記事】
第3回ネット歌会作者名発表
第3回ネット歌会詠草
第3回ネット歌会開催要項
コメント受付開始
第3回ネット歌会詠草/1
第3回ネット歌会詠草/2
第3回ネット歌会詠草/3
第3回ネット歌会詠草/4
第3回ネット歌会詠草/5
第3回ネット歌会詠草/6
第3回ネット歌会詠草/7
第3回ネット歌会詠草/8
第3回ネット歌会詠草/9
第3回ネット歌会詠草/10
第3回ネット歌会詠草/11
第3回ネット歌会詠草/12
第3回ネット歌会詠草/13
第3回ネット歌会詠草/14
第3回ネット歌会詠草/15
第3回ネット歌会詠草/16
posted by 短歌人会 at 00:06|
Comment(5)
|
第3回歌会
|
|
この記事へのコメント
韻律を崩す場合、快いものもあり、こちらの内在韻律に挑戦してくる確信犯としての崩しもあります。
しかし、この歌はいずれにもならず、これでは読めない。
韻律を整えることができれば、好きな歌の一つに入れたいと思わせる歌。
Posted by 長谷川知哲 at 2010年10月23日 09:46
私も、ネタ切れの際など、妻をしばしば歌にしております。
日頃なんだかんだと言いつつも、配偶者たる妻はやはり生涯最大のパートナーであると思っておりまして、主張すべきことは主張しつつ、友好的な「戦略的互恵関係」を構築していかなければならんと思っております。
さてこの歌、一読してナイーブな「幸せ・ハッピー感」に好感を持ちました。
方向性としては好きな範疇です。
漬物が大好きなので、ニンジンの糠漬けはおいしそうだな〜とも思います。
ただ、言葉の配列・まとめ方や、「人参・ニンジン」、「君」の重複などがいかにも雑駁で、稚拙さは否めないと思います。
・・・が、同時に、もしかするとこれは意図的な「ヘタウマ」路線を狙っているのではないかと思わないでもありません。
例えば試みに、本歌の言い回しを生かしつつ、常識的な線に推敲するとすれば、
ふかふかの糠床のなかニンジンも漬けて待つ君ニンジン嫌い
あたりに落ち着くと思いますが、これ、正直言って掲載歌に負けているような気がするのです。
なんか、どことなくパワーが落ちているみたいな。
・・・結局、この歌はこれでいいのかな〜とか、思い千々に乱るる秋深し、であります。
Posted by 坂本野原 at 2010年10月23日 11:35
句の切れがわからない。
糠床は/ふかふか人参も/入れて/君を待つ君は/ニンジン嫌い
と読むのでしょうか。
三句が三音になって、いかにも不安定。
それとも作者は「ふかふかにんじ/んもいれて」と読ませたいのかもしれないが、「句切れ」は音節で切るのが基本ですから、こうは読めません。
初句、二句をひっくりかえして「ふかふかの糠床に人参も入れ」くらいにすれば定型に納められます。
「君」が二度出てきますが、二度目の「君」はひらがなにするほうが見た目がやわらかくなります。
二度目の「にんじん」を「ニンジン」としたのは、いかにも「ニンジン大嫌い!」という雰囲気があって良いと思います。
糠床をせっせとかきまわしてふかふかにして、彼のために胡瓜やら白菜やらいろいろ入れて、おまけに彼の大嫌いなニンジンまで入れて、彼の健康を考えて、できればだまして食べさせたい、とおもっている作者。とてもかわいらしく、ほほえましく、おもわずにっこりしてしまう。
Posted by 花鳥(かとり)もも at 2010年10月23日 22:23
追加です。
二度出てくる「君」は一度目の「君」を「きみ」にするほうが情感が出るとおもいます。できれば二度とも「きみ」のほうがやわらかい感じに。
また、下句は「きみを待つニンジン嫌いのきみを」とすれば散文っぽさ、幼さがなくなると思いますが、五句が9音になってしまうので、考えてしまいます。
人参の漢名「こらふ」を使う方法もありますが(「きみを待つコラフ嫌いのきみを」)、まるで違ううたになってしまいますね。
幼さを残そうとすれば、元のままがいいと思います。
Posted by 花鳥(かとり)もも at 2010年10月23日 23:36
コメントをありがとうございました。
>二度出てくる「君」は一度目の「君」を「きみ」にするほうが
確かにそうですね。短歌人誌に送ることがあれば、そうさせていただきたいと思います。
韻律の不協和音はいかんともしがたいものがあります。
単にそろえることはできるかもしれませんが、
それでは自分にうそをつくこともあります。
そのあたりが自分自身の中では難しく、収拾がつかないことが(よく)あります。
どう切ったらよいか、どこで切るか…あまり考えずに作ることが多いです。
それでいいとは思ってはいないのですが。
今回こそ、もっとたくさんの歌評を書き込みたいと思っていましたが、
途中で忙しくなったこともあり、息切れしてしまいました。
次はもう今回より積極的に参加したいと思います。
ありがとございました。
追伸:糠漬けは夏以来マイブームですw
Posted by 勺 禰子(しゃく・ねこ) at 2010年11月21日 23:05
検索
<<
2024年03月
>>
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
最近のコメント
第52回ネット歌会詠草/5
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 大野奈美江 (02/27)
⇒ 亀尾美香 (02/25)
⇒ 寺阪誠記 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/4
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 寺阪誠記 (02/25)
⇒ 光本博 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/3
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 大野奈美江 (02/27)
⇒ 鎌田章子 (02/24)
第52回ネット歌会詠草/2
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 馬淵のり子 (02/23)
第52回ネット歌会詠草/1
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 加藤隆枝 (02/27)
⇒ 大野奈美江 (02/24)
⇒ 光本博 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/20
⇒ 清水 紀久子 (03/08)
⇒ 堀部明兎 (03/02)
第52回ネット歌会詠草/15
⇒ 寺阪誠記 (03/07)
⇒ 大野奈美江 (02/23)
⇒ 堀部明兎 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/19
⇒ 堀部明兎 (03/02)
⇒ 加藤隆枝 (02/27)
⇒ 馬淵のり子 (02/23)
第52回ネット歌会詠草/12
⇒ 堀部明兎 (03/02)
⇒ 花澤孝 (02/26)
⇒ 亀尾美香 (02/25)
⇒ 伊藤まり (02/25)
⇒ 光本博 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/8
⇒ 堀部明兎 (03/01)
⇒ 大野奈美江 (02/25)
⇒ 鎌田章子 (02/24)
最近の記事
(01/01)
短歌人ネット歌会のお知らせ
(03/19)
第52回短歌人ネット歌会作者名発表
(02/17)
第52回ネット歌会参加者一覧
(02/17)
第52回短歌人ネット歌会詠草一覧
カテゴリ
日記
(0)
歌会告知
(6)
第1回歌会
(40)
お知らせ
(4)
第2回歌会
(32)
第3回歌会
(40)
第4回歌会
(48)
第5回歌会
(32)
第6回歌会
(33)
第7回歌会
(38)
第8回歌会
(35)
第9回歌会
(43)
第10回歌会
(36)
第11回歌会
(31)
第12回歌会
(31)
第13回歌会
(34)
第14回歌会
(32)
第15回歌会
(32)
第16回歌会
(30)
第17回歌会
(33)
過去ログ
2025年01月
(1)
2024年03月
(1)
2024年02月
(23)
2023年09月
(1)
2023年08月
(18)
2023年07月
(1)
2023年03月
(1)
2023年02月
(27)
2023年01月
(1)
2022年09月
(1)
2022年08月
(22)
2022年07月
(1)
2022年03月
(1)
2022年02月
(28)
2022年01月
(1)
2021年12月
(1)
2021年11月
(27)
2021年09月
(1)
2021年08月
(24)
2021年07月
(1)
しかし、この歌はいずれにもならず、これでは読めない。
韻律を整えることができれば、好きな歌の一つに入れたいと思わせる歌。
日頃なんだかんだと言いつつも、配偶者たる妻はやはり生涯最大のパートナーであると思っておりまして、主張すべきことは主張しつつ、友好的な「戦略的互恵関係」を構築していかなければならんと思っております。
さてこの歌、一読してナイーブな「幸せ・ハッピー感」に好感を持ちました。
方向性としては好きな範疇です。
漬物が大好きなので、ニンジンの糠漬けはおいしそうだな〜とも思います。
ただ、言葉の配列・まとめ方や、「人参・ニンジン」、「君」の重複などがいかにも雑駁で、稚拙さは否めないと思います。
・・・が、同時に、もしかするとこれは意図的な「ヘタウマ」路線を狙っているのではないかと思わないでもありません。
例えば試みに、本歌の言い回しを生かしつつ、常識的な線に推敲するとすれば、
ふかふかの糠床のなかニンジンも漬けて待つ君ニンジン嫌い
あたりに落ち着くと思いますが、これ、正直言って掲載歌に負けているような気がするのです。
なんか、どことなくパワーが落ちているみたいな。
・・・結局、この歌はこれでいいのかな〜とか、思い千々に乱るる秋深し、であります。
糠床は/ふかふか人参も/入れて/君を待つ君は/ニンジン嫌い
と読むのでしょうか。
三句が三音になって、いかにも不安定。
それとも作者は「ふかふかにんじ/んもいれて」と読ませたいのかもしれないが、「句切れ」は音節で切るのが基本ですから、こうは読めません。
初句、二句をひっくりかえして「ふかふかの糠床に人参も入れ」くらいにすれば定型に納められます。
「君」が二度出てきますが、二度目の「君」はひらがなにするほうが見た目がやわらかくなります。
二度目の「にんじん」を「ニンジン」としたのは、いかにも「ニンジン大嫌い!」という雰囲気があって良いと思います。
糠床をせっせとかきまわしてふかふかにして、彼のために胡瓜やら白菜やらいろいろ入れて、おまけに彼の大嫌いなニンジンまで入れて、彼の健康を考えて、できればだまして食べさせたい、とおもっている作者。とてもかわいらしく、ほほえましく、おもわずにっこりしてしまう。
二度出てくる「君」は一度目の「君」を「きみ」にするほうが情感が出るとおもいます。できれば二度とも「きみ」のほうがやわらかい感じに。
また、下句は「きみを待つニンジン嫌いのきみを」とすれば散文っぽさ、幼さがなくなると思いますが、五句が9音になってしまうので、考えてしまいます。
人参の漢名「こらふ」を使う方法もありますが(「きみを待つコラフ嫌いのきみを」)、まるで違ううたになってしまいますね。
幼さを残そうとすれば、元のままがいいと思います。
>二度出てくる「君」は一度目の「君」を「きみ」にするほうが
確かにそうですね。短歌人誌に送ることがあれば、そうさせていただきたいと思います。
韻律の不協和音はいかんともしがたいものがあります。
単にそろえることはできるかもしれませんが、
それでは自分にうそをつくこともあります。
そのあたりが自分自身の中では難しく、収拾がつかないことが(よく)あります。
どう切ったらよいか、どこで切るか…あまり考えずに作ることが多いです。
それでいいとは思ってはいないのですが。
今回こそ、もっとたくさんの歌評を書き込みたいと思っていましたが、
途中で忙しくなったこともあり、息切れしてしまいました。
次はもう今回より積極的に参加したいと思います。
ありがとございました。
追伸:糠漬けは夏以来マイブームですw