この記事へのコメント
正直、大したことを言っている歌ではないのですが(笑)、
短歌に向いている事物を定型にうまく切り取った、
短歌のフォルムに沿った作品とお見受けしました。

特に「脚ながくしてほそくして」が簡潔かつ要を得ていて、
しかもリフレインが効いています。

惜しむらくは、「息づく」という擬人法が折角の視点のキレと
デッサンの精度を甘くしたように思います。

Posted by 生沼義朗 at 2011年03月07日 12:23
スキニーパンツのうちに息づく

表現、作品に品というものがあるとすると、
このフレーズを作っている作者の視点に品があるかというと怪しいというのがわたしの感じ方です。俗が覗いている、そう感じます。

生沼さんの意見とは違いますが、リフレインも今一歩という感を禁じ得ません。

スキニーパンツという言葉はよくとらえていると思いました。
Posted by 長谷川知哲 at 2011年03月20日 21:51
生沼さんの書かれた「脚てながくしてほそくして」ですが、私はこの部分が、この作品のもっとも惜しいところ(短所)と思います。
この後にくる「スキニーパンツ」は、肌にぴったりくる美しい脚のラインを強調させることを主点に置くパンツ。「脚長く」「(脚)細く」「スキニーパンツ」。この長いもの・細いものを連想させる三連発に、作者が本来表現したかったと思える、若い女性の裡に息づく躍動感のようなものが伝わりづらくなっているように思います。
真ん中の「ほそくして」を全く違う質感のあるものに置き換えるだけでも、かなり変わってくるように思います。
Posted by 岡田悠束 at 2011年03月26日 15:03
弘井さんの作品と知って、ある意味、なるほど納得です。
・・・急に秀歌に見えてきました(笑)

日頃は、重厚かつ繊細な歌風を追及していらっしゃるとお見受けしますが、時たま、このようなヴィヴィッドで若々しい、健康なエロティシズムを漂わせた作品を炸裂させ、楽しませて下さいます。

本誌の方では、最近そういった作品が少ないので、やや物足りなく思っていたところですが、こういうところで久しぶりにブチかましていただきました。

これは率直にいって、男性であれば本能的に瞥見・チラ見・注視してしまう甘やかなイメージであり、それが必要十分に過不足なく表現されていると思う次第です。
Posted by 坂本野原 at 2011年03月28日 11:29
貴重な評、ありがとうございました。

生沼義朗さん、
結句の擬人法、、また「息づく」という着地、確かに安易です。

長谷川知哲さん、
視点が俗である、ということ、たしかにわたしはその通りで、これを+のベクトルにしたいと思っている部分です。

岡田悠束さん、
「脚ながくして」「ほそくして」「スキニーパンツ」、三つが重なっている訳ですね。思い至りませんでした。

坂本野原さん、
歌のできない一冬でありました。嬉しく応援のお言葉、ありがたく。がんばります。
Posted by 弘井文子 at 2011年03月29日 10:26

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