この記事へのコメント
水仙の凛とした様子を詠った作品と読みました。「簡素なる希求」のところで堅い印象の熟語が二つ出てくるので、やわらかい言葉を探すとより歌が映えるのではないかと思います。
Posted by 近藤かすみ at 2011年03月07日 16:48
水仙の凛とした様子を詠った作品という前評者の見方と同じです。「希求のかたち」が最初ぴんとこず、どうなのかなあと感じていたのですがだんだんに何かを願い求めているかたち、ああそう見えるなあと思えてきました。「簡素なる」はその通りで僕は良い歌と思いました。
Posted by 永井秀幸 at 2011年03月08日 17:21
水仙の
つぼみの形を
「簡素なる」と
表現されたのでしょうか・・・

複雑で美しい自然の植物に
簡素のことばは
ちょっと合わないような
気がします。

たとえば
つつましき祈りの形
というようなことばなら私は
自然に共感できるのですが。

着目された場面は
面白いと思います。
Posted by 梶崎恭子 at 2011年03月19日 12:01
水仙の蕾を柔らかく手を合わせた祈りの形に見立てるのはあることですが、簡素なる希求の形と硬質に詠まれているのは初めて読ませていただきました。風に揺れ尚倒れることなく、その姿勢を保つ修行僧のような姿を表現する工夫と解釈させていただきました。
Posted by 村上 喬 at 2011年03月21日 00:06
水仙は八重咲きや副花冠の色がピンクの品種等華やかなものあるようですが、作品からは花びらも白く清楚な日本水仙が群生している様をイメージしました。

白い花びらの中央の副花冠が温かみのある黄い色なので、寒い時期に清楚な中にも温かみがある花だなあ、と思います。
可憐な花ですが意外と花の香が強いんですよね。

このシンプルな白い形状の花びらと、花の中央の温かみのある小さな杯のような黄色の副花冠が「希求のかたち」、それと強い香りが花のイメージに合っているように私は思いました。
Posted by 佐々木ゆか at 2011年03月21日 10:38
「簡素なる希求のかたち」に、作者の祈りのような気持ちが籠められていて、この言葉は、作者にとっては外すことのできない言葉だと感じました。
「希求」が、やや硬質ではありますけれど、凛としたたたずまいの歌に仕上がっていると思います。
Posted by 弘井文子 at 2011年03月25日 21:40
 コメントにあがっていない部分の「そちこちに群れ咲く」と「風にゆれをり」という表現は、すこし慣用句的な感じがします。
 それに、「水仙」は「群れ咲く水仙」ではなく、一つを歌った方がイメージが立つかもしれません。
 「簡素なる」「希求のかたち」は、どちらも言わずに感じさせられたらいいな、と欲張ったおもいにかられます。
 2句目と4句目の両方で切れているのもリズム的にマイナスになっているとおもわれます。
 一首をバラバラに刻みこんでしまいましたが、僕には、短歌について多くのことを考えさせてくれた歌でした。
Posted by 山寺修象 at 2011年03月26日 08:03

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