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2011年05月01日
第5回ネット歌会詠草/22
麦青く空にひばりは消え入りてわが「心願の国」は近しも
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posted by 短歌人会 at 00:07|
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この記事へのコメント
はじめは、ひばりの舞い上がる麦畑の中をのんびりと旅する、のどかな姿が浮かびました。
「心願の国」が「」付きになっているので、ネットで検索して原民喜の作品である事を知り、読んでみました。
自殺直前にかかれた、遺書とも言われている作品なんですね。
虚無感につつまれた原民喜が小鳥(ひばり)に死後の自分を投影している。
この短歌の作者が「わが「心願の国」は近しも」とされているので、なにか思いつめていらっしゃるのでは?と心配になりました。
Posted by 三田村まどか at 2011年05月13日 23:29
さわやかな5月の田園風景が浮かび、何か心魅かれる歌だと思いましたが、「心願の国」って何だろうと気になっていました。三田村さんが注釈してくださったので、なるほどなあと思いつつ、「心願の国」はユートピアでしょうから開放的であってほしいなあと願っています。
Posted by さとう ひろこ at 2011年05月14日 15:41
青柳です。うらおぼえなんですけれど<心願の国>の最初のほうに<ぼくにはこのごろ雀の話す言葉が分かる>とありましたよね。だからひばりや麦は西洋的でふさわしくないと思います。<心願の国>とは<あってほしい日本の姿>なんじゃないでしょうか?
なお私は遺作にもかかわらず、この作品に透明な澄み切った諦観を感じました。
Posted by 青柳泉 at 2011年05月19日 07:10
麦畑とひばりは実景(近くに麦畑が多い)ですが、原民喜「心願の国」の最終段落、
「僕は今しきりに夢みる、真昼の麦畑から飛びたって、青く焦げる大空に舞いのぼる雲雀の姿を……。
ー中略ー(あれは僕ではない。だが、僕の心願の姿にちがいない。ー後略―)」を元にしています。引用は、講談社文芸文庫「原民喜戦後全小説(上)」より。
Posted by 大室ゆらぎ at 2011年05月24日 16:57
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