2011年05月01日

第5回ネット歌会詠草/19

願わくば向こう岸までたどり着け 紙ひこうきが空に溶けゆく
posted by 短歌人会 at 00:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 第5回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「向こう岸」は「ここではないどこか」の謂いでしょうか。上句は面白いと思ったのですが「紙ひこうき」と言うと「空に溶けゆく」というほどのダイナミックな感じが私はしないのですが、いかがなものでしょうか。
Posted by 藤原龍一郎 at 2011年05月10日 22:49
ひどい点数の答案用紙や出しそびれた手紙をゴミ箱に捨てるにしのびないとき、紙飛行機にして飛ばしませんか?
あきらめと解放の突き抜けた感じが出ていて好きな作品です。実際に空に溶けゆくことはないとしても、心象風景としてはあるのではないでしょうか。

なんども読んでいたら初句の「願わくば」は無い方がいいようなくがしてきました。でも題詠が「願」ですものね〜。
Posted by 三田村まどか at 2011年05月14日 11:00

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