この記事へのコメント
さわやかな印象の歌です。
鈴蘭をコップに挿すことは、作者独自のおまじないのようなものかと思いました。鈴蘭、コップが地味でさりげないアイテムなので、ささやかな行為が願いにつながる感じが伝わります。
一方、下句の「願ひの糸」が抽象的な言葉になっています。ここに作者の工夫が感じられますが、単純に願いをかける、思いと込めると言う方が、かえって歌が強くなる気がしますが、どうでしょう。
Posted by 近藤かすみ at 2011年05月07日 11:25
鈴蘭の小さな白いコロッとした花の描写としてうまいなぁと感じました。
ただ、安心とまで言わなくても「願ひの糸を結」んだと感じたと書けば
ホッとした、息をついた雰囲気は伝わるのではないでしょうか。
ただ、鈴蘭は有毒なので(特に根が。でも花も食べたら中毒症状が出るとか)
何かよくない願い事をしているのかなぁと裏読みしたくなりました。
Posted by 砺波湊 at 2011年05月10日 18:12
鈴蘭の白さや清楚な雰囲気が、「願ひ」の内容をうまく表しているように感じました。
「コップ」という日常的な道具も、ささやかな願いを表すのに効果的だと思います。
下の句もとても美しい表現で惹かれました。
一点、「安心す」がまだ動くようで惜しく思われます。「願ひ」とも内容が重なる気がします。
Posted by 春野りりん at 2011年05月11日 06:11
鈴蘭の白とコップの組み合わせでさわやかな絵が見えますが「スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあり」(http://ja.wikipedia.org/wiki/スズラン)ということなので危険!
Posted by 三田村まどか at 2011年05月14日 11:18
鈴蘭をコップに挿して安心す願ひの糸を結びしやうに

初句、「鈴蘭」の花言葉を調べてみると、
「純愛」「幸福」「幸福の再来」などがありました。

花の清潔感のある白さや、名の通り揺れる鈴のような愛らしさから、
「願ひ」の清潔さ、一途なイメージが醸し出されます。
このイメージが一首を支えている点は、成功したと思います。

「願ひの糸」が、鈴蘭の花の柄のイメージにも重なり、
イメージの喚起が巧みな印象がしました。

ただ、繰り返し読んでみると、意味がよくわからなくなる
・・・謎の多い歌です。
そこが魅力であり、短所でもあるように思えます。
Posted by 梶崎恭子 at 2011年05月19日 16:32

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