この記事へのコメント
人形の透き通った青い瞳をのぞきこむと,自分とは違う世界を見ているような気がしてきます。そのようなささやかな不思議な感覚をよく捉えられていると思います。
「われに見えないもの」と詠われていますが,どんなものを見て欲しいと願っているのでしょうか。その方向性が少しでも暗示されると,いっそう味わい深い一首となるような気がします。
初句の「願はくは」という祈るような丁寧な言い方と「見よ」という命令形のニュアンスの差が若干気になりました。
また,初句の文語調と結句「見えない」の口語調のバランスをもう少し調整する余地もあるかとも思いました。
Posted by 春野りりん at 2011年05月06日 06:00
独特の世界があって、惹かれる歌です。
人をかたどっているもの、とくにその眼には、存在感と、また現実を超えたものとがないまぜになって、不可思議なものが感じられます。
春野りりんさんが書かれているように、初句の格調高い言い方が、結句の「見えないものを」で、少しばかりやわらかくなってしまった感がありますので、「見えざるものを」といった文語調が善いのでは、などと思います。
Posted by 弘井文子 at 2011年05月09日 20:36

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