この記事へのコメント
ほのかなユーモアを漂わせている下の句ですが,それを手相の感情線が似ているからだと断定しているところがおもしろく,一首の魅力となっていると思います。
「たまの」という匙加減もいいのではないでしょうか。
上の句の言葉のつなげ方も,さりげないですがとても巧みです。
Posted by 春野りりん at 2011年07月08日 13:25
 「誰」が嘘をついたのかが省かれています。おそらくわが子でしょうか。
 この一首、「誰が」嘘をついたのかは、はぶいてありますが、全体としては、種明かしを全部歌にしました、という感じの歌になっているようにおもいます。
 「(も)気づいてをりぬ」と言わないで「子がたまの嘘を言ひをり」とかいう意味内容にしたいです。
Posted by 山寺修象 at 2011年07月08日 21:58
濃く強く感情線の似てをればたまの嘘にも気づいてをりぬ

一読惹かれる歌です。
初句二句で、どちらかというと気性の激しい、情の濃い母娘?
のイメージが浮かびます。思春期になった娘の、たまに母親に
嘘もつくようになった娘、自分によく似た娘。
その感情の動きが分かるゆえの不安と愛情が、たゆたっているようです。
ほのぐらい血のあたたかさとでもいうのでしょうか・・・
作中主体自身の半生がイメージとして、
ゆるやかにかぶってきます。

三句を「似てをれば」、(似ているので)としたので、
や説明的になったところは惜しいと思います。
ここはまだ動くのではと思います。
Posted by 梶崎恭子 at 2011年07月13日 13:30
面白い歌ですね。
個人的には夫婦間でのことを詠んだ歌だと思ったのですが・・・。(浮気関係とか)
どういう人間関係を想像するかで、読者の内面を明るみに出してしまう恐ろしい歌ですね。
Posted by 木嶋章夫 at 2011年07月20日 22:20

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