2011年07月01日

第6回ネット歌会詠草/16

庭にとる木の芽を熱き味噌汁にふれば立ちくる香のよろしさよ
posted by 短歌人会 at 00:14| Comment(5) | TrackBack(0) | 第6回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この「木の芽」は、山椒の芽のことかと思われます。もし、そうだとすると、「ふれば」というのは、実感から離れているように思うのですが、いかがでしょうか。「ふる」というと、粉のような感じなので。
山椒の香りは誰でも知っているので、「よろしさ」と言っただけでも通じるとは思うのですが、ここが何か個性的な表現だったら、と惜しまれます。もっと山椒の香りにぴったりの表現がありそうな気がします。
Posted by 大室ゆらぎ at 2011年07月08日 12:07
お庭で摘んだ木の芽を召し上がるとは,何ともすてきな生活ですね。

表現については,大室さんと同じ感想をもちました。
木の芽を「ふれば」という語に躓いてしまうことと,「よろしさ」についてです。木の芽の香りについて作者の方ならではの表現をすることも考えられるでしょうし,あるいは「ふれば」を丁寧に言い換えることにその音数を費やすことも可能な気がします。
Posted by 春野りりん at 2011年07月08日 12:45
コメントをいただいたお二方ありがとうがざいました。また、読んでくださったであろう方々ありがとうございました。
ご指摘いただいた二点ともに指摘されるであろうと思いながらに提出したのでした。

庭にとる木の芽を熱き味噌汁にかければつッとたちくるかをり

庭にとる木の芽を熱き味噌汁にかければつッと良
き香たちくる

の二案を考えて、良き香では、よろしさよと変らないではないかと言われると思いますが主観出してもかまわない派の僕としては下を取りたいと考えています。これとて大室さんの注文には全然応えられていないのですが今の僕の限界です。
Posted by 永井秀幸 at 2011年07月22日 16:59
永井さんの二案のうち上の方が好きです。ただし、「味噌汁にかければ」は量が多い感じがするので、「浮かべてつッとたちくるかをり」くらいが山椒のかをりの雰囲気が出る気がしますがいかがでしょうか?
Posted by さとう ひろこ at 2011年07月23日 11:40
さとうさん、ありがとうございました。「浮かべて」と上の案もう一度じっくりと考えてみます。
Posted by 永井秀幸 at 2011年07月25日 16:31

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