2011年07月01日

第6回ネット歌会詠草/15

蘭の花無数に浮かぶ湯に浸り女王のやうに空を見てゐる

posted by 短歌人会 at 00:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 第6回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
空を見てゐる、とあるからこれは露天風呂であろうか。蘭の花が無数に浮かんでいる豪華な露天風呂に浸かって女王のような気分で空を見ている。
四句八音のほぼ定型で意味もすぐ分かる歌です。
ただ昼間の空なのか夜の空なのかが分かりたい気がしました。
この状況で「女王のやうに」というのは、それ以外ないのかもしれませんがやはり型どおりで、ひと工夫ほしいと思いました。
Posted by 永井秀幸 at 2011年07月12日 17:25
とてもわかりやすい一首で気分もよく伝わってきます。
あえていえば、全部言ってしまった感が残り、読者に託される余白のあまりないところがもったいない気がします。
また、蘭の花はたくさんあったことと思いますが、「無数」はやや言い過ぎなのではないでしょうか。
結句「見てゐる」もまだ動く余地がありそうです。
Posted by 春野りりん at 2011年07月13日 19:29

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