この記事へのコメント
おしゃれ(ソフィスティケイテッド)な一首ですね。

都会の黄昏どき、待ち受けていたかのように、黄金色にかがやく王子様のような月が来てくれて、「あたし」のヒールの高さを確かめる。そのとき舗道のアスファルトも黄金色に浮き立つ。

というようなニュアンスでしょうか?

終止形が、ここでは幻想(ファンタジー)性を補強していると思います。

・・・脚フェチの私には、たまんない秀歌です^^;
Posted by 坂本野原 at 2011年09月06日 12:43
読解を、以下のごとく一部訂正します。

主語(作中主体)は、擬人化された「アスファルト(の舗道)」。

「アスファルトくん」は、「月が来る」と、その光芒を使って(作者の?)ハイヒールの高さを計測・確認する。
アスファルトくんは、そんなささやかな愉楽に耽って、折からのムーンライトに照らされたこともあって、黄金色のうきうきした気分になる。
・・・といった感じでしょうか。

一読した印象以上に、さらに凝った造りになっていると思いました。オマージュを捧げたい。
Posted by 坂本野原 at 2011年09月06日 17:17
坂本野原さんの最初のコメントのようにわたしも読みましたけれど、次のコメントの読みも面白いですね。

月の光が注ぐアスファルトに、くっきりとヒールの影が映ってゐる、のでしょうか。
カメラのショットのようで、印象鮮やかな歌です。

ただ初句「月が来る」はどうかなぁ、と思うところ。擬人化、というのでしょうか。わたしもときどきやっちまいますけれど、二句以降の印象を際立たせるためには、初句はもう少し穏やかな表現がいいよう気もします。
Posted by 弘井文子 at 2011年09月11日 13:49

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