2011年09月01日

第7回ネット歌会詠草/24

黄のジャージ(マイヨ・ジョーヌ)めざす三百三十四の太腿あわだつまでひかりをり

*カッコ内はルビ
posted by 短歌人会 at 00:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 第7回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マイヨ・ジョーヌって何? と思って調べてみたら、ツール・ド・フランスのチャンピオンに与えられるジャージとのこと、初めて知りました。
334の太腿、すなわち167人の選手が一斉にスタートした場面でしょうか。「あわだつまで」が言い得ていると思いました。
「黄のジャージ」に対して「マイヨ・ジョーヌ」とふるのは、「ジャージ」の箇所に「ジョーヌ」が来て、どんなものかなあと思いましたが、しかしこの表記で行くしかないのではないか、とも思います。
Posted by 斎藤 寛 at 2011年09月10日 07:26
黄のジャージ(マイヨ・ジョーヌ)めざす三百三十四の太腿あわだつまでひかりをり

一読、とくに上句が分かりにくかったのですが、斎藤寛さんのコメントで、
ツール・ド・フランスの167人の選手が一斉にスタートした場面と、納得しました。

「黄のジャージ」に対して「マイヨ・ジョーヌ」とふった点、
二句三句と、下句の二つの句跨りと、挑戦的な意欲作と拝読しました。

「あわだつまで」がとても効いていると思います。場面を広角レンズで
とらえたような効果をあげていると思います。
初句は、私は六音になっても「黄のジャージを」と「を」を
入れたほうがいいように感じました。

初句のふりがなの読みは、私はこの試行がいいのかどうか、
ずっと考えているのですが、まだ保留とさせてください。
Posted by 梶崎恭子 at 2011年09月16日 17:05

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