この記事へのコメント
黒揚羽が夏の眩しい日差しの中で影になったという上句の捉え方はとても魅力がありますが、下句を抽象的な甘い表現で括ってしまったのは残念に思います。
Posted by 庭野 摩里 at 2011年09月05日 22:33
黒揚羽の影がとけてしまったのでしょうか?
すっと読むと頭の中に入ってくる歌のように思います。
わたしも下の句が少々残念なように思います。
上の句はとても好きです。
Posted by 希屋の浦 at 2011年09月06日 21:42
黒揚羽夏の光に影となり我の心にとけてしまえり

一読、こころ惹かれた歌です。
下句の「我の心にとけてしまえり」の「〜てしまえり」が
よく用いられる表現であるので、甘さが感じられるのかもしれません・・・
が、表現しようとしているイメージは、とても魅力的です。

作中主体の心は、闇の色なのでしょうか?それとも、
黒揚羽のあのかすかにアンニュイな黒をとかしこんで、
たゆたっているのでしょうか?
Posted by 梶崎恭子 at 2011年09月07日 17:37
揚羽蝶がどこからともなく現れ、どこへともなく飛んでいってしまった。
と、誤りなく読めているとは思いますが。

実景と色彩の取り合わせは難しいですね。

「黒揚羽」のイメージ(黒=不吉・不気味さ)からして、「夏の光に影となり」の流れにひっかりがなく、私はもの足りなさを感じました。
「光」と「影」の対比で、「黒揚羽」と「夏の光」では、「夏の光」の方が強すぎるのかもしれません。
Posted by 芝 典子 at 2011年09月10日 22:24
>黒揚羽夏の光に影となり我の心にとけてしまえり

影という言葉には「光」という意味もあります。星影というと星の光という意味です。
そう思うと「夏の光に影となり」がわかりにくくなります。

また、上句では情景を述べていて、下句に心情的なものが来ると、下句の意味がまたわかりません。例えば、我の視界から外れたというのなら、わかるのですが。

雰囲気は良い歌なので、どこかを整理すれば、すっきりするように思います。
Posted by 近藤かすみ at 2011年09月10日 23:42

この記事へのトラックバック