この記事へのコメント
この花は「アメリカ芙蓉」であるらしい。
我が家のかみさん武下に、暑いさかりに咲く真紅の五弁花はなんぞや、と尋ねると、「アメリカ芙蓉」じゃないの、と応える。なぜ、とさらに尋ねると、経験知の差ね、と笑われた。このあたりが作者の狙いでもあろう。

しかし、ある意味、経験知の乏しい者には不親切な作品であろう。
庭付きの一戸建てに暮らしていることや、その花が、何年かおきでなく毎年咲くという、やや余計な情報のぶんだけ、花そのものの映像が少ない、と思うがいかがか。

なお、いかにも添削じじいみたいな書き方だが、「咲く」と「展く」は意味的にも音韻的にも繰り返しの印象あり。
Posted by 西王 燦 at 2011年09月09日 20:36
夏に咲き、大きくひらく真紅の五弁花とは立ち葵か芙蓉と思い検索で調べてみると立ち葵は五弁かどうか分からず、芙蓉は五弁ではあるが真紅に咲くものが出てこず、また見た覚えもなく迷っていたのですが、武下さんの経験からの知識なら芙蓉に間違いないでしょう。
自然詠好きの僕は割合好きな歌でした。しかし、そこが作者のねらいであろうとは、西王さん同様思いますが、やはり花の名前を明示してほしかったと思います。そのほうが素直にすっと味わえる歌になったような気がします。
Posted by 永井秀幸 at 2011年09月14日 17:18
年ごとに暑きさかりの庭に咲く真紅の五弁花おほきく展く

「毎年盛夏に咲く真紅の大きな五弁花」がアメリカ芙蓉とは知りませんでした。
やはり具体的に花の名前を出していただくほうが、と思います。
一首全体で「アメリカ芙蓉」の説明をしているように読めますので、
ちらっとでもそのアメリカ芙蓉を詠むに至った情況が入っていたら、と
思いました。

Posted by 花鳥 佰(かとりもも) at 2011年09月14日 22:01
深紅の五弁花はモミジアオイです。
緑濃い夏の庭に真っ赤な亀裂の深い五弁花がひらくと印象的で、「今年の夏も峠を越えたな」と思うのです。珍しい花ではないのですがモミジ葵という名前だけで花の姿が浮かぶ人は少ないでしょうから「深紅の五弁花大きく展く」でイメージしてもらえるかと考えたのですが無理でした。一読して分かりやすく共感を得られる歌を目指していますが、なかなか難しいですね。コメントありがとうございました
Posted by さとう ひろこ at 2011年09月22日 07:50
モミジアオイという花は初めて聞く花で「真紅の五弁花」と表現された意味が分りました。皆が違う花のイメージで評していたわけで、あまり知られていない花を詠むのは難しいですね。自然詠が好きで多い僕は常々そう思っていて知られていない花で巧く作れたと思える歌はほとんどありません。
Posted by 永井秀幸 at 2011年09月22日 17:26

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