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2011年09月01日
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赤ヘルの白地に黒く「がんばろう!日本」の文字 今日は勝ちたり
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この記事へのコメント
「赤ヘルに白」とまで読むと、たとえば赤ヘルに白字で「社学同」というロゴが書かれていた時代を思い出す人もいるだろう。
おそらく作者はそのことを知った上で、広島カープを持ち出している。
白地に黒く「がんばろう!日本」というステッカーには、被爆地ヒロシマから被爆地フクシマへの応援もありましょう。
「今日は勝ちたり」というところは、いつも負けているカープの状態がうまくにじみ出ている。
なお、余計なことだが、爆心地ちかくの昔の球場のほうが好きだった。
Posted by 西王 燦 at 2011年09月07日 19:56
わたしは野球に疎いので、はじめは何がなにやらわからず、「がんばろう!日本」についての作者の意識を前面に表明した歌かと思った。
しかし、数日後読み直すと、ああ、赤ヘルは広島カープか? と思いあたり、そこから読むことができたのでした。
「勝ちたり」というのは、そのときのカープの試合結果と推測できます。
たしかに、あちこちでみかける「がんばろう!日本」。これは気になる。呼びかける気持ちもわかるし、一方で、かえって辛い、見かけ過ぎて嫌、などの声もあるだろう、ここで、何かを言いたくなるのも人情だと思う。
しかし、作者は、取り上げたのだからもちろん何も思ってはいないということはないだろうが、赤ヘルの事実と「今日は勝ちたり」という言のみにおさめている。
この、抑えたところが良いと思う。
Posted by 來宮有人 at 2011年09月08日 01:17
色彩語の件についてのみ。
「赤ヘルの白地に」とあるのが、少しひっかかります。
広島カープの「赤ヘル」は、全体が赤色だったはず。
あまり頻繁に間近でそういったものを見たことがないので、「白地」の部分ってどこのこと?と思いました。
「赤ヘル」というからには、やはり“赤地”なのではないでしょうか。
Posted by 芝 典子 at 2011年09月10日 22:00
赤ヘルの白地に黒く「がんばろう!日本」の文字 今日は勝ちたり
カープファンである作者の「カープ、お前もがんばれよ」という
愛情ある突っ込みが聞こえてくるような歌でニヤリとさせられました。
結句に、「やっと今日は勝った」という思いが滲み出ていますね。
僕も詠い出しが気になりました。
「赤ヘルに白地で黒き」とでもすればよいでしょうか。
Posted by 伊波虎英 at 2011年09月11日 01:02
僕は大学・社会人と広島に30年近く住み、積極的ではありませんが、どちらかというと一応カープーファン・サンフレッチェファンなのでどちらも勝った夜は、海外にいてもチュウハイを一本飲んだくらいには頭の中がめでたくなります。
白地に、については西王さんの、評については来宮さんのコメントでほぼ尽きているとおもいます。
多分、中国地方に住んでいるか、広島出身のひとの歌でしょう。来宮さんが書かれているように、端的な表現であることで、弱いからこそカープを応援するおもいが深いと感じられます。
良すぎるかどうかは別にして、ほぼ変えるところのない歌だとおもいました。一字空けも成功しているのではないでしょうか。
Posted by 山寺修象 at 2011年09月14日 10:47
「今日は勝ちたり」は「がんばろう!日本」とつながっていて、つまり東北の被災地も勝ってほしい、勝つであろうという思いが背後に感じられてなかなか巧い歌だと思いました。
Posted by 永井秀幸 at 2011年09月14日 17:31
補足の印象として、この人も(たぶん中国地方か、カープファンでどこか他地域にいる人)何か自分をがんばろう、って思わないとやっていけないような厳しい状況にあるのではないか。
広島のヘルメットに白いラインがあるかはよく知りませんがここに「がんばろう日本」と黒く書かれているところ、なぜか学生同士が争っていた時代の荒っぽさというか鬱積してるというか、字の感触まで浮かんできます。
Posted by ふゆのゆふ at 2011年09月16日 19:24
ふゆのさんに代表される、プロ野球をあまり見ない人のために、念のため。
「白地の部分ってどこのこと」(芝)、広島のヘルメットに白いラインがあるかはよく知りませんが」(ふゆの)。
そうじゃなくって、すべての球団のヘルメットに「白地に黒く」「がんばろう!日本」というステッカーが貼ってあるのです。たとえば阪神タイガースのヘルメットには片方に「JOSHIN]というスポンサーのロゴがあり、反対側に「がんばろう!日本」という新しいステッカーが貼ってあるのです。
解りますね?
被災地「楽天」のユニフォームには「がんばろう東北」というワッペンが付いています。
このように「がんばろう!日本」というステッカーでもって、起きたことはしかたない、みんなで頑張ろうじゃないかという動きは、東電の原発事故を、まあいいじゃないか頑張ろうという雰囲気につながって危険だと思うのですが、この作品の「赤ヘル」=ヒロシマはそれらについての批判がこもっているように思われます。
読売ジャイアンツのヘルメットにはむかむかしますが(笑)。
Posted by 西王 燦 at 2011年09月18日 02:20
そういうことなら、ここは他の球団ではいけませんね。(楽天は被災地でもあるので、みんな、自分がまず頑張らないと始まらない生活だし)でも、頑張るだけが復興のエールでもないのに。
地元ドラゴンズのヘルメットにもあったら色彩的に変…
Posted by ふゆのゆふ at 2011年09月18日 12:30
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「勝ちたり」というのは、そのときのカープの試合結果と推測できます。
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しかし、作者は、取り上げたのだからもちろん何も思ってはいないということはないだろうが、赤ヘルの事実と「今日は勝ちたり」という言のみにおさめている。
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僕も詠い出しが気になりました。
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白地に、については西王さんの、評については来宮さんのコメントでほぼ尽きているとおもいます。
多分、中国地方に住んでいるか、広島出身のひとの歌でしょう。来宮さんが書かれているように、端的な表現であることで、弱いからこそカープを応援するおもいが深いと感じられます。
良すぎるかどうかは別にして、ほぼ変えるところのない歌だとおもいました。一字空けも成功しているのではないでしょうか。
広島のヘルメットに白いラインがあるかはよく知りませんがここに「がんばろう日本」と黒く書かれているところ、なぜか学生同士が争っていた時代の荒っぽさというか鬱積してるというか、字の感触まで浮かんできます。
「白地の部分ってどこのこと」(芝)、広島のヘルメットに白いラインがあるかはよく知りませんが」(ふゆの)。
そうじゃなくって、すべての球団のヘルメットに「白地に黒く」「がんばろう!日本」というステッカーが貼ってあるのです。たとえば阪神タイガースのヘルメットには片方に「JOSHIN]というスポンサーのロゴがあり、反対側に「がんばろう!日本」という新しいステッカーが貼ってあるのです。
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このように「がんばろう!日本」というステッカーでもって、起きたことはしかたない、みんなで頑張ろうじゃないかという動きは、東電の原発事故を、まあいいじゃないか頑張ろうという雰囲気につながって危険だと思うのですが、この作品の「赤ヘル」=ヒロシマはそれらについての批判がこもっているように思われます。
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