この記事へのコメント
この歌の上句はかの百人一首の「有馬山いなの笹原風吹けば」を踏まえているのでしょうか。これを引歌としているのであれば、ですが、下の句「いでそよ人を忘れやはする」という恋の情調がこの歌のトーンなのだということになるでしょうか。あなたのことは忘れるでしょうか、という思いが、バッハの「フーガの技法」とうまく合っているなあ、と感心しました。バッハの曲というのは、たぶん本来は宗教的なものだからでしょうが、どこかにエクスタシーというか、恍惚感を感じるのですが、これは聞いていても、自分でピアノを弾いていても感じるものがあります。              私の深読みでなければいいのですが、恋心の恍惚感が稲妻の光、または雷鳴と上手く響きあって魅力的な一首が出来上がっていると思います。とても惹かれました。
Posted by 田宮ちづ子 at 2011年11月05日 18:17
田宮さんの評を読む前から魅力を感じていた歌でした。ただ「笹原」がもうひとつ分からなくて、そこにひっかかっていたので田宮さんの説を読みうーんという気持ちです。
田宮さんの説を離れて(恋の情緒から離れて)読んでみたい気が今でもしていて、高原の別荘地の家などを考えてみるのですが、貧乏人の僕はそれにもややひっかかるものがあり、やはり田宮さんの解釈がいいのかなあとも考えています。
Posted by 永井秀幸 at 2011年11月16日 17:25

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