この記事へのコメント
デザイン優先ゆえに座り心地はいまいちな椅子の形容に使われている「スタイリッシュ」という言葉への、洒脱な揶揄が感じられます。
上の句が「かけてゐる」という自分の状態で終わっているため、そのスタイリッシュな椅子に座っちゃっている自分をも軽く揶揄しているような味わいが感じられます。
結句の「堅し」は、やわらかいの反対の意味合いの漢字としては「固し」か「硬し」の方が合っているのかな? と思いました。
Posted by 高澤志帆 at 2012年03月09日 23:34
作者にとっては日常の足である車いす。それは僕にとっては車や自転車に鳴るだろう。

高澤さんも取り上げられている「堅」の文字ですが、このまま解釈すると「尻にフィットしていて座りやすい」とも解釈できます。僕はこのままの方が面白いように思います。
Posted by 伊庭日出樹 at 2012年03月12日 05:20
「スタイリッシュな」という言い方は、雑誌や広告などでよく見掛けますが、この歌の場合、それが「スタイリッシュなる」と古語化?して、なおかつ句を跨いでいます。その「革椅子」を見るなり感じた違和感(普通の革椅子とは違ってずいぶんお洒落な椅子だなあというような感想)がおのづからこの「スタイリッシュなる」で表現されているのかも知れません。座った結果の感想としては「手ざはりよろし尻には堅し」で、そのような椅子としては予想通りというか、あまり意外性はないように思います。その場の居心地の悪さを詠っているのかも知れません。
Posted by 大室ゆらぎ at 2012年03月22日 15:56
コメントをくださったお三方、ありがとうございました。
「かたし」の表記、下句のありがちな感想、反省です。
Posted by 弘井文子 at 2012年03月27日 22:44

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