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2012年05月05日
第10回ネット歌会詠草/23
四角四面キャンプの柵は幾何学に空を切りたり ここは横須賀
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この記事へのコメント
日本国内にアメリカの基地がある現状を乾いた目で捉えていて心魅かれました。
初句の四面四角と三句の幾何学の意味がややかぶっています。
ここは整理できるのでは?
結句の「ここは横須賀」はどうしても山口百恵を「横須賀ストーリー」の歌詞を連想してしまい歌謡曲っぽい世界にイメージが引きずられ損をしていると思います。
作者はあの歌を意識してあえてこの言葉にしたのかもしれませんが。
Posted by 海野雪 at 2012年05月06日 10:02
「四角四面」と「ここは横須賀」については、海野さんと同じような感想を持ちました。特に「四角四面」ですが、「四角四面のやぐらの上で(八木節)」とか「極度に折り目正しい、真面目過ぎて堅苦しい」といったような余計な連想が冒頭から働くようにも思いますので、何か別のことばを持って来た方が良いのではないかという気がします。また、「柵」というと、わりに低いものをイメージするのですが、「空を切りたり」とありますので、かなり高い金網のフェンスのようなものなのでしょうか?
Posted by 大室ゆらぎ at 2012年05月19日 20:13
>四角四面キャンプの柵は幾何学に空を切りたり ここは横須賀
初句「四角四面」については先のおふたりの評に同じで、少しばかり常套的に感じます。
結句「ここは横須賀」については、山口百恵の「横須賀ストーリー」の世界「これっきり これっきり もうこれっきりですか」がそのまま持ち込まれて、面白い効果をあげてゐると思います。
Posted by 弘井文子 at 2012年05月21日 22:06
>四角四面キャンプの柵は幾何学に空を切りたり ここは横須賀
空を幾何学的な形に切るというとらえ方は面白いと思います。
しかし、前評者も指摘しておられるように、四角四面、ここは横須賀、という言葉から別のものにイメージが行ってしまいがちで損をしていると思いました。「幾何学に」もやや不正確な表現ではないでしょうか。
Posted by 近藤かすみ at 2012年05月21日 22:35
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