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第10回ネット歌会詠草/18
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第10回ネット歌会詠草/16
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2012年05月05日
第10回ネット歌会詠草/17
待ちかねて咲(ひら)く花あり美濃太田おくれしことを友に詫ぶれば
※カッコ内はルビ
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posted by 短歌人会 at 00:16|
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この記事へのコメント
上句の花は現実の花というよりは陰喩のように感じました。
作者は美濃太田での約束の時間に遅れてしまいました。
それを友にわびた時、友人は「気にしないで、久しぶりに会えて嬉しい」とでも言ったのでしょうか。
待ちかねて咲いた花とは作者と友人との間に咲いた暖かい友情ではないでしょうか。
一方で美濃太田は美濃太田駅のことで、そこに駅員さんが丹精した花が咲いているシーンとも重なりました。
Posted by 海野雪 at 2012年05月14日 10:15
>待ちかねて咲(ひら)く花あり美濃太田おくれしことを友に詫ぶれば
歌意は、美濃大田にようやく桜が咲き初めたのに、その美濃大田で友達と会う約束に遅刻してしまった、でしょうか。
あるいは、美濃大田で桜の季節に会う約束をしていたのに、諸般の事情で実現しないうちに、さくらは咲き初めてしまった、でしょうか。
Posted by 弘井文子 at 2012年05月21日 21:42
一読して、「お葬式?」と深読みしてしまいました。
「花」「おくれし」、結句の「詫ぶれば」の無常感に。
約束なら約束としたほうが私にはわかりやすかったです。
Posted by 高松 霞 at 2012年05月22日 02:07
咲くを(ひら)くと詠まれた事が、歌を深めて時間がながれだしたような気がします。美濃太田の地名もやさしく感じられ、味わいのある歌でした。
さまざまな場面が浮かびましたが、あえて限定せずにしておきたいと思います。
Posted by 北島裕子 at 2012年05月22日 14:29
待ちかねて咲(ひら)く花あり美濃太田おくれしことを友に詫ぶれば
桜の満開をややすぎたころに、久々に友と会ったのでしょうか。
初句二句が、友の笑顔の晴れやかさを想わせます。
「美濃」という地名からも、嫣然とした佇まいが感じられます。
ただ、初句「待ちかねて」と四句「おくれしことを」は、付き過ぎではないかと思うのですが。
どちらか一方にして、例えば初句は花の描写に変えても、作者の表現したい中心は、
活きるのではないでしょうか。
Posted by 梶崎恭子 at 2012年05月22日 20:35
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