2012年05月05日

第10回ネット歌会詠草/13

下りきて各駅停車の終点の一つ手前に雀宮あり
posted by 短歌人会 at 00:20| Comment(4) | TrackBack(0) | 第10回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
下り各駅停車の終点のひとつ手前ということなんでしょう。
語順がすこしごてごてしているようにかんじますが、ひとつ手前、とか、雀宮とか<どこか
しりませんが)いい雰囲気をかもしていると
思いました。
Posted by 青柳泉 at 2012年05月07日 22:49
「雀宮」(すずめのみや)は、東北本線(宇都宮線)の駅だと思います。下りだと、宇都宮の「一つ手前に」あります。「雀宮」には、快速や湘南新宿ラインも停まりますし、宇都宮線の「終点」が宇都宮というわけでもない(小金井行きとか黒磯行きなどもある)のですが、各駅停車の宇都宮行きに乗っておられたのでしょう。「下りきて」からは、東京あるいは埼玉方面から長く乗って来たという感じを受けます(上野から各停で宇都宮まで1時間40分くらい)。
Posted by 大室ゆらぎ at 2012年05月09日 17:49
やっぱり「雀宮」は「しゃんぐう」ではなく「すずめのみや」と読むんですね。なんとなく私自身が各駅停車に乗っている気分になってきて、私は結構この歌が好きです。
Posted by 照井夕佳詩 at 2012年05月11日 21:50
終着駅のひとつ手前。客もまばらになっているでしょう。あるいは、宇都宮で降りる人が大部分なのでそれなりに残っているのかもしれません。いずれにしろ、ターミナルのひとつ手前はだいたい小さな駅で、とりたてて注目もされない駅です。名前も知られることが少ない。そんななかで無造作に雀宮を持ち出してきたところが着眼でしょう。味わいを感じます。
Posted by 村田馨 at 2012年05月23日 05:37

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