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「三叉路」という場所も良い。三叉路というのは、変な場所ですよね。何か普通でない感じがする。確か横尾忠則が三叉路の絵を多く描いていたような。
イライラしている様子が想像できます。
「三十四度」がどこから導き出されたのか唐突ですが、たぶん道路に設置してある温度計の数字を
見たのでしょう。
それはそうだと理解できるので、やはり「しばしながめて」があまりうまくいっていないような気がします。
結句の「三十四度」で、三叉路で動かないトラックの、もわーっとした風景というか、アスファルトの照り返しというか、とにかく街中の夏の暑苦しさが想起されました。
あと、私的な意見で恐縮ですが、「三十四度」は、発表の媒体がネット上の横書きなので、私だったら「34℃」と標記した方がより唐突感があって面白いかな、と思いました。
車の立ち往生の光景から三十四度の唐突感を狙った一首なのかと思いますが、一瞬角度の三十四度なのかと思い、面食らいました。桑原さんのおっしゃるような℃を使うか、摂氏という語を入れて欲しかったです。