この記事へのコメント
場面も気分もよく伝わる作品です。

ただ、「この昼の猛暑をしづめ夕風」というのはどうだろう?「この」というのは、今現在そこにあるもの。理屈っぽい言い方をすれば、今、夕風が吹いているならば、「この昼の猛暑」ではなく「あの昼の猛暑」であるべきではないか。

たとえば、いかにも紋切り型ではあるが「この夏の猛暑」とすれば、文脈的にはすっきりすると思います。
もうひとつ。「さ庭の樹樹」というのはどうでしょう。「樹樹」といえば、かなり広い庭を想像します。「さ庭」というのは、樹樹がさまざまな葉をさやがせている印象ではない。
私の家は田舎なので、かなり広い「さ庭」がありますが、かりんの木、百日紅の木、姫辛夷、そして、かみさん(武下)が料理用に植えた山椒の木。「樹樹」というほどではありません。
すなわち、「さ庭」というのは作者のへりくだった言い方だとは思うのですが、いかがでしょう。

Posted by 西王 燦 at 2012年09月12日 21:16
>この昼の猛暑をしづめ夕風はさ庭の樹樹をさやがせ吹けり

西王燦さんがお書きの「この昼」については、「今日のこの日の」くらいに読んで、あまり違和感は感じませんでした。
「さ庭」については、西王さんのコメントをよんで、確かに「樹樹」にはなじまない気がします。「木々」くらいだと低い木の感じがしますけれど、「樹樹」になると、けっこう高い樹が林立している雰囲気になりますものね。

こう言うスケッチが大好きで、わたしも良くしますけれど、ただ「猛暑」で、ひとくくりにしてしまったことが少しもったいないかなと思います。何とか、もう少し作者の言葉が聞きたい気がします。
Posted by 弘井文子 at 2012年09月23日 09:34
この昼の猛暑をしづめ夕風はさ庭の樹樹をさやがせ吹けり

素直できれいな写実でありますが、西王さんのご指摘ももっともで、小さいところに瑕があるのが残念に感じます。機の種別や形容がないところが特色とも言えますが、何かワンポイントがあった方が読者は想像しやすいでしょう。もっとも、それだけ自由度の高い読みができるわけですが。
Posted by 村田馨 at 2012年09月24日 21:14
コメントをいただいた方々ありがとうございました。
Posted by 永井秀幸 at 2012年09月25日 16:58