この記事へのコメント
夏休みは畳の上で大の字になって寝ていた記憶がある。「来週から2学期だ」と頭ではわかっていても、心と体がついてこない。2学期始業式が終わっても現実感が無く、1日目の帰路で「あー始まってしまった」と思い知らされる学生時代。そんな時分を思い出させる歌。
Posted by 伊庭日出樹 at 2012年09月08日 13:49
夏休みも終わりましたものね。
大学生はまだ少しの猶予がある人もいるかもしれませんが。

上の句「切り替えがうまくできない僕のため」と平仮名を多くして話し言葉的に自分について述べた部分と、下の句の「夏嵐吹く葉月尽日」の漢字の多い書き言葉文脈との対比が、作者の内面と現実の事象との対比になっていて面白い。
そしてまた上の句のゆっくりとしたリズムと、下の句のやや速いリズムの対比も良いと思います。
きりりとした下の句で、緑を帯びた風がびょうと吹いてきます。
Posted by 弘井文子 at 2012年09月10日 11:21
「二日酔いの無念きはまる僕のため左折して行け省線電車」福島泰樹さんの歌を思い出ししました。「僕のため」という語句が共通しているだけですが青春の傷みのような切なさがどちらにもあります。しかし半世紀前の青春のほうが体当たりのエネルギーに満ちていたかも知れませんね。
Posted by さとう ひろこ at 2012年09月13日 00:02
さとうさんの引用に、胸をつかれる思いがします。この作品、おそらくは、現代の大学生や高校生の夏休み終了の感慨と読むのでしょうが、さとうさんの引用する福島作品を読むと、個人的に、半世紀前の私自身の夏を思い出してしまいます。

福島さんは、その後「右折」して行ったのですが、私などは「左折」したまま還暦を過ぎてしまったわけです(笑)。
Posted by 西王 燦 at 2012年09月13日 23:40