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「一掃」というのは、草刈り機で刈ったり、除草剤を撒いたりするより、バーナーで焼き尽くしたい気分だろう。
気分はよく伝わります。
「気塞ぐを」は「気塞ぐに」のほうがいいか。
何か、うっとおしくて気が詰まるようなことがあった時、そのままこころがとまって籠もってしまう時と外に向けて発散したい時とあります。何に向いてゐるというほどでもない或る種、わずかな怒りのようなものがあるかもしれない。それの矛先が「生い茂る夏草」と言うのが、こころの内側を象徴して、面白い。
「獰猛」がやや強いかなとも思いますけれど、このあたりにも作者のこころの内側が現れているのでしょう。
西王燦さんの
>「気塞ぐを」は「気塞ぐに」のほうがいいか。
わたしも「に」がいいと思いますし、まず好みですけれど、「に」になると、少し獰猛気分が和らげられる気もします。
「地のめぐみ獰猛となるその前に刈らねばならぬ庭のあら草」
としていたのを題詠が「夏」だったので、この歌で間に合わせようとしたのがそもそもいかんことでした。おふたかたの読み解きはその間の(歌を弄る)心理変化を言い当てられたようで面白かったです。