2012年09月25日

第12回短歌人ネット歌会作者名発表

遅くなりまして恐縮ですが、第12回短歌人ネット歌会の作者名を発表します。

本日から9月30日の日曜日いっぱいまで、
各作品の作者名がオープンになった上でのコメントを受け付けます。

読みがうまくできなかった作品などに関しまして、
作者の方との質疑応答などにお役立て戴ければと存じます。いうなれば感想戦です。

特にまだコメントのない方は、是非一言述べて下さればと存じます。
ご自分の作品にでも他の方の作品にでも構いません。

もちろん、それ以外の方のここからのご登場も大歓迎です。
皆さまの積極的なご発言で、歌会終了まで会を盛り上げて戴ければと存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。


【詠草】※カッコ内はルビ

1.夢花火おわりゆく夏叶わない恋をしている。君に、さよなら / 希屋の浦

2.乾ききるの大地の中の西夏文字「海」を意味する言葉はあるか / 伊庭日出樹

3.衣替え白いキャラコのブラウスは袖ひんやりと初恋のころ / 三田村まどか

4.阿古屋貝耳に当てれば潮風が聴こえた少女の夏の日の恋 / エ リ

5.黄の蜂のキッチンに飛び来たれるを蝿叩きにて叩き落としつ / 弘井文子

6.夏つばき落ちむとすとき耀ふはわが撒水のひとしづくゆゑ / 三島麻亜子

7.八月の庭を盛りと一日の芙蓉の花に吉祥天想う / 渋谷和夫

8.大きコップ氷満たしてコーラ注ぐしゅるしゅるぢぢぢあめりかの夏 / 青柳 泉

9.梅雨のまだ明けぬうちからさるすべり百日の夏ここに始まる / たかだ牛道

10. 三叉路に立往生のトラックをしばしながめて三十四度 / 光本 博

11. 「桐の花」復刻版を懐かしむユリウール展に友の作あり/ 北島裕子

12. 蝉の声あさけまもなくさだまりて逃げる場所なし夏風邪のわれ / 竹田正史

13. 夏ゆふべ中年男の匂ひを嗅いで百年の恋を冷ます / 大室ゆらぎ

14. 七年くらい前にもあなたの父さんに起こされたかも ベランダに蝉 / 砺波 湊

15. この昼の猛暑をしづめ夕風はさ庭の樹樹をさやがせ吹けり / 永井秀幸

16. 夏の夜にネットサーフィン繰り返し尖閣諸島に上陸をする / 照井夕佳詩

17. 朝顔や 「夏」の語源に朝鮮語nierymなどありつつ寂し / 西王 燦

18. 間引かれた蛍光灯に照らされて電気予報を確かめる夏 / 桑原憂太郎

19. 亡友が佇んでゐた路地奥のカンカンカンナの花咲くかたへ / 田宮ちづ子

20. 暑はいまだ去らぬ河原のかたほとりすすきに真直な穂がひかりをり / 庭野摩里

21. 街のすべてバシンンッと震はせ轟ける三尺玉の夜のあかるさ / 梶崎恭子

22. 制服を脱ぎ落としたる夏座敷けつこんできるがせぬのがいとこ / 高澤志帆

23. 切り替えがうまくできない僕のため夏嵐吹く葉月尽日 / 村田 馨

24. 斃れたる一人を思う浴室にアレッポ石鹸やわくぬめりぬ / 岩下静香

25. 淋しさも不安も共に空に散る湖上の花火見る十五分 / 平井節子

26. 十二階より眺めれば新宿に積乱雲の生(あ)れるが分かる / 生沼義朗

27.気塞ぐを獰猛なるまで生い茂る夏草の庭一掃せむか / さとうひろこ


なおこの記事にコメントはつけられません。
以前のコメント同様、それぞれの作品に関するスレッド直接お願い申し上げます。

なお10月1日の月曜日以降は、コメントは一切つけられなくなりますので、
書き込みはお早めにされますことをおすすめします。

次回第13回歌会は予定通り、11月開催予定(詠草募集は10月下旬より開始します)です。
また歌会に対する改善案などありましたら、積極的にお寄せ下さい。できる限り運営に反映させて参ります。

次回もたくさんの方々のご参加をお待ち申し上げております。
ではもうしばらくの間、よろしくお願い申し上げます。
posted by 短歌人会 at 01:00| 第12回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする