この記事へのコメント
【選歌集計結果=2票】
【投票者=竹田正史/西五辻芳子】  
Posted by ネット歌会集計担当 at 2012年11月07日 10:28
新しく家建ちたれど棲む人を誰も知らざり三角四角

 郊外のあまり建物が密集していないところに、まわりに何の知らせもなく造成しあれよあれよという間にニューファミリーむけの三角や四角の建物が建ちあがっているが、顔をあわせた人はまだいない。いつのまにか、棲みはじめ夜には点灯しているが、まだ誰も挨拶にこず、町内会に入るのかどうかもわからない建売の一区画を詠んだ歌。
こんな歌は初見なので、とらせて頂きました。結句の三角四角が、ユーモアたっぷりで、少しぞんざいなところが知らない人たちへの距離感をうまくあらわしています。
塀のない四角の家の内覧をしたことがありますが、小さな敷地に外から見えない中庭もありお隣の車庫は目線の合わさない位置にありこの歌には、実感をかんじました。
 
Posted by 西五辻芳子 at 2012年11月10日 01:57
西五辻さんコメントありがとうございました。読みとしては充分に感じ取っていただき嬉しく思います。
この歌を詠むきっかけは少し複雑な思いにありました。家とは人が快適に生活していくための入れ物なのに、容器ばかりに気を取られ、中身の人間同士の関係がどうなっているのか心配だったのですが・・・、家だけが建って、今はだれも住んでいません。三角や四角の組み合わせである家は、容器にすぎないのであって、まず必要なのは中身の人間同士の合意や理解でしょうに・・という要らぬお節介を詠んだものでした。
Posted by さとう ひろこ at 2012年11月28日 14:34

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