この記事へのコメント
【選歌集計結果=3票】
【投票者=岩下静香/田宮ちづ子/間ルリ】 
Posted by ネット歌会集計担当 at 2012年11月07日 08:40
冷たい風の中を歩いているときでしょうか、その時のふとした不安感覚が詠まれていて、いいなと思いました。リズムも語調もいいです。上句から下句への飛躍がうまく効いていると思いました。
「後ろに何かいる、鬼か、だれか」という不安感はだれしもふっと感じることでしょうが、それ以上に「自分は鬼を後ろに従えて存在しているのだろうか」と感じているようにも読めます。
Posted by 田宮ちづ子 at 2012年11月08日 06:26
>頬を切る鋭き冬の風うしろなる鬼はいったい誰なんだろう

日々いろいろありながら暮らしてゐて、時折後ろに気配を感じて振り返りたくなること、わたしもあります。それは鬼なのか、福なのか…。
切り取った情景は面白いと思います。

初句の「頬を切る」がやや慣用的な気がしますけれど。
また、三句の「うしろなる」の文語的なことばと下の句の「いったい誰なんだろう」の口語的な言葉が、があまり合ってゐない気がします。
二句でいったん切れて、三句以降をこころのつぶやきとして、「うしろなる」を口語的な言葉にするとつながるような気もしますが。
Posted by 弘井文子 at 2012年11月13日 12:14
この歌の良さ、補足します。
かなり複雑な内容を詠もうとしている歌だと思うのですが、ごちゃごちゃと言葉を詰め込まずに大きくぱーんと単純化しているところ、力量を感じました。全体を統べる気韻があるというか。
文語と口語の併用ですが、これはうまくいってるように思います。
Posted by 田宮ちづ子 at 2012年11月13日 19:10
私もこの歌の切り口に惹かれてこの歌に一票入れました。単純化したところがやはり良かったのだと思います。ただ「誰なんだろう」で終わっているところに物足りなさを感じないでもありません。後ろの鬼の正体をもう少しほのめかしてほしいような気がしました。作者にはその正体がひょっとしたらわかっているのではないでしょぅか。賛否両論かとは思いますが。
Posted by 岩下静香 at 2012年11月24日 06:41
「かごめかごめ」の、かの「後ろの正面だあれ」を思い出しまして、ネットで検索してみましたら、説はいろいろありまして面白いです。でも、「後ろのもの」は神さまか霊かもののけか、そんな類で想像すればいいらしい。この歌がそれを踏まえているかどうかはどうでもいいことなんですが、なにか得体の知れないものが後ろにいる、という不思議な感覚があるというのがいいのではないでしょうか。作者は「鬼」と言ってますが、「鬼」とは隠された「あるもの」なんです。
Posted by 田宮ちづ子 at 2012年11月24日 11:52
わらべうたや子供の遊びを題材に連作を作ってみようと試みたことがあり、これはそのうちの
1首です。田宮さんのご意見のとうり、元は(カゴメカゴメ>です。
岩下さんのおっしゃるように鬼の正体はわかっています。鬼は私自身です。
上は詰め込みすぎ、下はのったりしていますね。文語、口語の問題もあり色々考えさせられました。
田宮さん、岩下さん弘井さんコメントありがとうございました。、
Posted by 青柳泉 at 2012年11月28日 14:18

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