この記事へのコメント
【選歌集計結果=2票】
【投票者=弘井文子/三島麻亜子】
Posted by ネット歌会集計担当 at 2013年02月08日 11:14
私のように雪が1mも積もる地方に住んでいると、この「お約束の映像」は笑ってはいけないのかもしれませんが、「これだから都会の人はね!」と、雪国の人間が優越感に浸れる唯一の光景なのです。
最近では「いや、いくらなんでもこれは仕込みなのでは?」とさえ思えてきましたが…
この歌のストレートさ、理屈抜きの面白さに票を投じました。
作者は私と同様雪国の人かもしれないし、逆に東京の人かもしれない。東京の人だとしたら自虐ネタと言えるだろう。
しかし作者は、優越感とも自虐とも面白いとも可哀想とも、一切主観を述べていないのに、客観的事実のみで読み手を納得させています。
それは初句の「お約束の」という言葉の効果によるのでしょうね。
ただ少し残念に思うのは、結句「ころぶ人の姿を」の「姿」までは不要でしょう。
映像に映し出されているのはまさしく転ぶ姿なのですが、その姿がさまざまな感情をもたらすのではなく、あくまで(長靴も履かず革靴で歩いている…雪に慣れていない…など)転ぶという行為そのものが「お約束の」にかかると思うので…

Posted by 三島麻亜子 at 2013年02月08日 17:18
 お約束の映像を見る東京の雪道でころぶ人の姿を

三島麻亜子さんにほとんど同じです。
首都圏に雪が降るたびに小気味よいくらいに転ぶ人々がテレビに映し出されます。これはもう、冬の風物詩(ちっとも詩的ではありませんが)と言えるかもしれません。それを「お約束の映像」と切り取った辺り、作者のことばの感覚もまた小気味良い。
結句「人の姿を」については、上の句の「お約束の映像を」に戻るので、これでいいように思います。
Posted by 弘井文子 at 2013年02月09日 10:02