この記事へのコメント
北斎の「笑い般若」はよく知らなかったのですが、笑っている般若というのは悲痛な感じがしました。そんな般若にふと亡くなった人のイメージが重なり、その人の死を悲しむといった作者の気持ちの動きが自然で、心に沁みました。
Posted by 加藤隆枝 at 2013年05月11日 23:16
熊本県立美術館に「北斎と弟子たち」という企画展を見に行った。小品が多いのだけれど、見るほどに北斎の世界に引き込まれていった。凄い絵師だなあと見進むうちに「笑ひはんにや」にぶつかって動けなくなった。「これだったのか!?」
「北斎は、摩訶不思議な不可視の世界を具現している」と解説にあった。ここ何年も悩んでいた「あり得ないものを見てしまった」という呪縛からやっと解放されたかもしれない。でもまた「笑い般若は自分かもしれない・・」というパラドックスにに落ちそうである。
Posted by さとう ひろこ at 2013年05月31日 16:49
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