この記事へのコメント
暗い不穏な空気のただよっている歌です。
普通なら春の陽が差し込む室内は明るくて暖かいのに、この歌では重くよどんでいる。
そして死について書いてある本が数冊。
作者の心は重く暗い思考に沈んでいるのでしょうか?
読んでいるうちに重くよどんでいる室内は作者の脳、死を描く本は死を考える作者の思考そのもののように思えてきました。
Posted by 海野 雪 at 2013年05月13日 13:15
春の陽のおもくよどめる室内(へやぬち)に死を描く本の幾冊かある

 春は、暖かくなり花が咲き生命あふれる季節ゆえかえって死を想起する。
このお歌は、秀歌だと思います。手馴れていてなんら抵抗感もありません。
ちなみに私の部屋に死を描く本をさがしてみると、子規句集、葦舟、旅猫リポートがありました。室内は、(しつない)と読みたくなるので、部屋内の方が読みやすいと思いましたが、漢和辞典をひくと「室」の意読に「へや」とありましたので、いい勉強になりました。
心が元気な時には、とることができそうです。
Posted by 西五辻芳子 at 2013年05月16日 00:40
春は陽気で明るい季節のようでいて、また寂しくもあります。何に由来するのかわからない不安をイメージさせる歌だと思います。
Posted by 伊庭日出樹 at 2013年05月18日 19:09
春の陽のおもくよどめる室内(へやぬち)に死を描く本の幾冊かある

「死を描く本」がどんなものなのかとても気になります。

表現としては、本を「幾冊」にしたことで、焦点がぼやけてしまったのではないでしょうか。

もう少し本のイメージを絞り込む、例えば作者名なり作品名なりを上げる、
あるいは、どんな死についての本のなのかを描写するなどした方が、
作者の思いや状況が明確になり、読み手に訴える力が強くなると思います。
Posted by 太田賢士朗 at 2013年05月23日 21:46
手術をうけ、そのあと、体力も気力もなくし、茫然自失の日々。
しかし作者の深刻さは、伝わらなかったようで
すこしショックをうけました。
コメントも0かとおもいましたが、太田さん
伊庭さん 西五辻さん ありがとうございました。
死を描く本はいろいろありますが、頭にあったのは(真夏の死)(小鳥)などです。
Posted by 青柳泉 at 2013年05月25日 20:11
海野雪さんもありがとう。
Posted by 青柳泉 at 2013年05月25日 20:13