【選歌集計結果=2票】
【投票者=青柳泉/西五辻芳子】
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そこは魅力的なのですが、結句の「夜」は必要なのかどうか疑問を感じています。
ここまで言えばそれはもう夜というのはほとんど必然だろう、と思いつつも、このままでは時間の設定が不明なので「夜」と言わざるを得ないのではないか、そのようにも感じられます。時間設定は「夜」でなくてもいいし、そもそも時間が必ず必要というわけでもないと思いますが、では代わりに何を言えば効果的かということについては私には分かりません。
気になる一首ではあります。
やっぱり(夜)はだめおし的に効いているいると思いますよ。
この歌、とても面白いと思いとらせていただきました。桜桃をつながったまま口にふくむという表現、とても官能的。
時間は当然(夜)だろうのご指摘、それはそうですが(夜)と止めるのは効いていると思います。(あの夜)かもしれませんし 。
余談ながら私、中学生の頃「サクランボの軸を口で結びながら食べることができるとキスが上手になる」ということをガールズトークでしていました。実際は交換日記のレベルですが、これだってラッキーな方です。
桜桃といえば、太宰治を連想しますが、悲愴感は感じない横恋慕の相聞歌。
熟練したお歌です。
淡路島の馭盧島神社(おのころじま神社)にお参りした時につながったサクランボのお守りがあり、鈍感な私は、どうしてサクランボのお守りがあるのか、お伺いしましたところ、縁結びの象徴と知りました。なるほど二つ繋がっていますね。
作者は、仲のよろしい恋人達か、御夫婦かここではわかりませんが、その異性が好きなのでしょう。何も出来ない自分を揶揄したお歌です。
昔の題詠には、複雑な条件のついた相聞のお題がありますが、その現代短歌版といえるかもしれません。実に面白くとらせて頂きました。
本当に深刻に恋うお歌でしたら、御免なさい。
レモンスカッシュを飲んだ後底に残ったサクランボの缶詰の実を口に含んで食べた後ぬっと舌をだし軸が結ばれているのを親しい女子の友人が黙って見せてくれた時の驚きを思い出しました。大学生の頃の記憶です。