スマートフォン専用ページを表示
短歌人ネット歌会場
短歌人会の公式なネット歌会会場です。
閲覧はどなたさまもできますが、出詠およびコメントは短歌人のメンバーのみに限定させて戴きます。
<<
第17回ネット歌会詠草/19
|
TOP
|
第17回ネット歌会詠草/17
>>
2013年11月01日
第17回ネット歌会詠草/18
十月に咲きたるさくらの不可解をヒトの冒した罪のごと問ふ
【選歌集計結果=4票】
【投票者=エ リ/生沼義朗/北島裕子/照井夕佳詩】
【関連する記事】
第17回短歌人ネット歌会作者名発表
第17回ネット歌会詠草提出者一覧
第17回ネット歌会詠草一覧
第17回ネット歌会詠草/1
第17回ネット歌会詠草/2
第17回ネット歌会詠草/3
第17回ネット歌会詠草/4
第17回ネット歌会詠草/5
第17回ネット歌会詠草/6
第17回ネット歌会詠草/7
第17回ネット歌会詠草/8
第17回ネット歌会詠草/9
第17回ネット歌会詠草/10
第17回ネット歌会詠草/11
第17回ネット歌会詠草/12
第17回ネット歌会詠草/13
第17回ネット歌会詠草/14
第17回ネット歌会詠草/15
第17回ネット歌会詠草/16
第17回ネット歌会詠草/17
posted by 短歌人会 at 00:12|
Comment(3)
|
TrackBack(0)
|
第17回歌会
|
|
この記事へのコメント
十月に咲きたるさくらの不可解をヒトの冒した罪のごと問ふ
温暖化でソメイヨシノなどが一部咲いている木を公園で見かけるようになりました。
筆者は春に咲くさくらが十月に咲いていることを人間の罪なのではないかと問いただしていると詠まれています。特に「ヒト」と生物のひとつの様にさりげなくカタカナで表記されているところが効果をあげています。
私には、「誰が誰に問ふ」歌なのかがわかりにくかったのですが、温暖化は深刻な人の功罪なので一票入れたい一首です。
Posted by 西五辻芳子 at 2013年11月17日 14:46
今となっては嘘のようですが、先月の上旬はまだ残暑が居座っていて、桜が春と勘違いして狂い咲いたというニュースもありました。
作者の方はその背後に地球温暖化・・・等々を想定してこの歌を詠まれたのだろうと思います。
前評でも言われていますが、「問ふ」というのがわかりにくかったです。「不可解」ゆえにわれ信ず、ではなくわれ問う、ということなのでしょうが、ここは「不可解」「罪」「問ふ」とまで言わず、「十月に咲きたるさくら」のニュースに接して感じた“人類”の一員としてのうしろめたさのようなことを、もう少し控え目に言われた方が、かえって訴える力のある歌になったのでは? と思いました。
Posted by 斎藤 寛 at 2013年11月17日 20:10
西五辻さんの評に同じく、「誰が誰に問ふ」のかがはっきりしない分、どのような読みをすべきか
大変迷いました。
「ヒトの冒した罪のごと問ふ」が作者の想いならば前評者のコメント通の意味です。
しかしそうではなく「問ふ」のが作者以外の他人の場合、このお歌は別の深さが出ると思います。
十月に桜が咲くことは品種によって、または気象状況によって従来よりある現象なのです。
そのようなことは桜に限らずさまざま、決して不思議ではない現象なのに、昨今の風潮としてなんでも
「温暖化」だの「放射能」だのと結びつけて言う人がいます。
そのような人を少し批判的にみているのか…「ヒトの冒した罪のごと」の「ごと」の箇所がそれをあらわしているようにも、私には思えました。
もう少しヒントがあればよくわかる歌になると思います。
Posted by 三島麻亜子 at 2013年11月17日 20:45
この記事へのトラックバック
検索
<<
2024年03月
>>
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
最近のコメント
第52回ネット歌会詠草/5
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 大野奈美江 (02/27)
⇒ 亀尾美香 (02/25)
⇒ 寺阪誠記 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/4
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 寺阪誠記 (02/25)
⇒ 光本博 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/3
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 大野奈美江 (02/27)
⇒ 鎌田章子 (02/24)
第52回ネット歌会詠草/2
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 馬淵のり子 (02/23)
第52回ネット歌会詠草/1
⇒ 野崎挽生 (03/08)
⇒ 加藤隆枝 (02/27)
⇒ 大野奈美江 (02/24)
⇒ 光本博 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/20
⇒ 清水 紀久子 (03/08)
⇒ 堀部明兎 (03/02)
第52回ネット歌会詠草/15
⇒ 寺阪誠記 (03/07)
⇒ 大野奈美江 (02/23)
⇒ 堀部明兎 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/19
⇒ 堀部明兎 (03/02)
⇒ 加藤隆枝 (02/27)
⇒ 馬淵のり子 (02/23)
第52回ネット歌会詠草/12
⇒ 堀部明兎 (03/02)
⇒ 花澤孝 (02/26)
⇒ 亀尾美香 (02/25)
⇒ 伊藤まり (02/25)
⇒ 光本博 (02/22)
第52回ネット歌会詠草/8
⇒ 堀部明兎 (03/01)
⇒ 大野奈美江 (02/25)
⇒ 鎌田章子 (02/24)
最近の記事
(01/01)
短歌人ネット歌会のお知らせ
(03/19)
第52回短歌人ネット歌会作者名発表
(02/17)
第52回ネット歌会参加者一覧
(02/17)
第52回短歌人ネット歌会詠草一覧
カテゴリ
日記
(0)
歌会告知
(6)
第1回歌会
(40)
お知らせ
(4)
第2回歌会
(32)
第3回歌会
(40)
第4回歌会
(48)
第5回歌会
(32)
第6回歌会
(33)
第7回歌会
(38)
第8回歌会
(35)
第9回歌会
(43)
第10回歌会
(36)
第11回歌会
(31)
第12回歌会
(31)
第13回歌会
(34)
第14回歌会
(32)
第15回歌会
(32)
第16回歌会
(30)
第17回歌会
(33)
過去ログ
2025年01月
(1)
2024年03月
(1)
2024年02月
(23)
2023年09月
(1)
2023年08月
(18)
2023年07月
(1)
2023年03月
(1)
2023年02月
(27)
2023年01月
(1)
2022年09月
(1)
2022年08月
(22)
2022年07月
(1)
2022年03月
(1)
2022年02月
(28)
2022年01月
(1)
2021年12月
(1)
2021年11月
(27)
2021年09月
(1)
2021年08月
(24)
2021年07月
(1)
温暖化でソメイヨシノなどが一部咲いている木を公園で見かけるようになりました。
筆者は春に咲くさくらが十月に咲いていることを人間の罪なのではないかと問いただしていると詠まれています。特に「ヒト」と生物のひとつの様にさりげなくカタカナで表記されているところが効果をあげています。
私には、「誰が誰に問ふ」歌なのかがわかりにくかったのですが、温暖化は深刻な人の功罪なので一票入れたい一首です。
作者の方はその背後に地球温暖化・・・等々を想定してこの歌を詠まれたのだろうと思います。
前評でも言われていますが、「問ふ」というのがわかりにくかったです。「不可解」ゆえにわれ信ず、ではなくわれ問う、ということなのでしょうが、ここは「不可解」「罪」「問ふ」とまで言わず、「十月に咲きたるさくら」のニュースに接して感じた“人類”の一員としてのうしろめたさのようなことを、もう少し控え目に言われた方が、かえって訴える力のある歌になったのでは? と思いました。
大変迷いました。
「ヒトの冒した罪のごと問ふ」が作者の想いならば前評者のコメント通の意味です。
しかしそうではなく「問ふ」のが作者以外の他人の場合、このお歌は別の深さが出ると思います。
十月に桜が咲くことは品種によって、または気象状況によって従来よりある現象なのです。
そのようなことは桜に限らずさまざま、決して不思議ではない現象なのに、昨今の風潮としてなんでも
「温暖化」だの「放射能」だのと結びつけて言う人がいます。
そのような人を少し批判的にみているのか…「ヒトの冒した罪のごと」の「ごと」の箇所がそれをあらわしているようにも、私には思えました。
もう少しヒントがあればよくわかる歌になると思います。