この記事へのコメント
蹄とあるので馬のことですね。
調べて馬も冬毛が生えるのを初めて知りました。
TVで見る競争馬は冬毛がありませんから・・よく手入れされているからでしょう。
ということはこの馬は地方競馬の馬か、育成牧場の馬でしょう。
蒼天という言葉から壮大な風景が浮かびます。
晩秋の凛とした空気の中北海道の日高の牧場を一心に駆けている馬を思い浮かべました。
しかし冬毛という言葉からここまでたどり着くのに時間がかかりました。
一読しただけでは馬がどんな場所にいるか解らなかったからです。
Posted by 海野 雪 at 2013年11月11日 09:23
蒼天に・・・という壮大な歌い出しから天馬の歌かと思いました。下の句にくるとどうも違うらしい、と分かってくる。上の句の壮大さと下句がかみあっていない気がします。作者の言いたいことが結局、切なる眼にあるなら、もっと視線をさげたほうがいいのではないかと、わたたしは思います。
Posted by 青柳泉 at 2013年11月11日 21:23
蒼天に蹄の音の響きたり冬毛の君の切なる眼

作者は今広い早春の野原を馬に乗って駆け抜けている。
広い青空に馬が駆け抜ける蹄の音が響いていて冬毛の愛馬の人馬一体となったひたむきな様子を愛馬の眼に読み取ったお歌です。作中主体が馬で駆け抜けている時の臨場感がうまく表現されているのでとらせて頂きました。
はじめ一読しましたときは、鴨の競馬(くらべうま)のお歌とおもったのですが他にもどこかで「くらべうま」があるのか調べてみたのですが、よく判りませんでした。
乗馬で駆け抜ける時の情感を実感をこめて詠われています。
上の句の「響きたり」の「たり」を完了と詠むか存続と詠むかで場面はかなり変わります。完了形と詠むならば「くらべうま」の前走者の駆け抜けた音を愛馬とともに聞きつつこれからスタートするまえの緊張感を愛馬も感じ取っているお歌となります。
字面が漢字が多いので、短くなっているのが面白いです。
Posted by 西五辻芳子 at 2013年11月13日 06:19
作者が馬のことを「君」と呼んでいることや、「切なる眼」と馬の気持ちを汲むような言い方をしていることから、作者がこの馬にとても心を傾けていることが伝わってきます。
わたしも天馬のイメージを持ちましたが違和感はとくに感じませんでした。作者はその馬のことがすごく好きで、天馬くらいに思っているのかも知れません。

この歌を、あたまから文字をゆっくり追っていくと、まず空があって、次に音が出てきて、次にふわふわしたもの(冬毛)、さいごに馬の顔が出てくる。
空からはじまった曖昧なものが徐々に現実味を帯びてくる流れになっているように感じました。
どこでなにをしているかは、言われてみればよくわかりませんが、とにかく素敵な歌だと思いました。
Posted by 鈴木杏龍 at 2013年11月13日 21:35

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