2016年11月26日

第29回短歌人ネット歌会作者名発表

第29回短歌人ネット歌会の作者名を発表します。

本日から12月1日(木)いっぱいまで、
各作品の作者名がオープンになった上でのコメントを受け付けます。
読みがうまくできなかった作品などに関しまして、
作者の方との質疑応答などにお役立て戴ければと存じます。いうなれば感想戦です。

特にまだコメントのない方は、是非一言述べて下さればと存じます。
ご自分の作品にでも他の方の作品にでも構いません。

もちろん、それ以外の方のここからのご登場も大歓迎です。
皆さまの積極的なご発言で、歌会終了まで会を盛り上げて戴ければと存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

【詠草(自由詠)】 ※カッコ内はルビとなります。 

1.種種の草の実ゆるる野の中に二級河川の泥川のあり / 青柳 泉

2.これまでに叶った恋はひとつだけ 小豆のなかに栗が煮えてる / 鑓水青子

3.飢餓感をわずかに残す分量の篠山紀信の「のん」の5ページ / 岡本はな

4.裏表みせながら散る秋の葉は誰と約束したのだらうか / 冨樫由美子

5.しよぼしよぼとなる身に引かれ心までしよぼしよぼとなること断じてならず / 永井秀幸

6.平凡をあなどりつつも平凡に歩みて来たり あっ金木犀 / たかだ牛道

7.越後路の刈田を惜しむ車窓かな かすみて聳ゆ八海山の嶺 / かわすみさとる

8.水流が馬の筋肉に見えるとき力が力を征す気配す / 生沼義朗

9.物思う秋の夜なり片脚で立つベニイロフラミンゴ愛し / 馬淵のり子

10. 雑踏にまぎれて喪う君の肩ふりむかぬまま視界より消ゆ / 蒼あざみ

11. 花火師もいいよね生まれ変わるならその横顔を花火が照らす / 亀尾美香

12. 妻と同じ名をもつからとフジりんご愛でたる人を偲びつつ喰む / 加藤隆枝

13. あさぎりの残る道づら十月に咲くひまわりは誰がために咲く / 竹田正史

14. 六十枚入りマスクを購(か)へりこの冬の人と隔たる準備をなせり / 川井怜子

15. 少年が心の扉を開くとき答えられない大人のわたし / 間 ルリ

16. 秋長けてシルバー人材センターの草刈り隊が土手にいこへり / 弘井文子

17. 「雑品を次々観るからザッピング、やっとわかった」とメールが届く / 桑原憂太郎

18. 銀色の殻(ドーム)に集ひし数万の眼は追ふたつた一つの球を / 鶴羽一仁

19. 洋食屋のキッチンカウンター粛々と日替わりランチが行列をなす / 太田青磁

20. 米をつく装置や水車などとある左近太郎が生きていた頃 / 吉岡生夫

21. 俥屋のあかがね色の二の腕が手持ちぶさたに組まれていたり / 村田 馨

22. 災害を見舞うメールに「要返信」「至急」とありぬ消してやりたし / 津和歌子

23. マルメロの実を嬲りつつ雪が降る十月尽日訪ぬるもなし / 鎌田章子

24. 精神は空から乱れわれという一人称に降り積もる雪 / 高良俊礼

25. 意に染まぬ施設へ入れし娘(こ)に亡母(はは)は恨みを言はざりき 「母」にてありき / 鳥山かずみ

26. ユダ! といふ罵声を浴びてボブ・ディラン「でつかく行かう」とうたひはじめる / 高澤志帆

27. 鮮やかな彩りを持たぬこの秋の深山の楓ただに枯れゆく / 庭野摩里

28. ミスター・ラグビー平尾誠二の若き死を大地とともにワナワナ泣きぬ / 西五辻芳子

29. 教室のカーテンの影に隠れたる無言の詩人の声を聴きたし / 大村稲実

30. 水槽の外の世界は知らなくていいよ私の熱帯魚たち / 海野 雪

31. うろこ雲あまたうかびて空広し地上に蠢く無念の人ら / さとうひろこ


なおこの記事にコメントはつけられません。
以前のコメント同様、それぞれの作品に関するスレッド直接お願い申し上げます。
12月2日以降は、コメントは一切つけられなくなりますので、
書き込みはお早めにされますことをおすすめします。

次回第30回歌会は2月開催予定です。
来年1月下旬より詠草募集を開始します。

歌会に対する改善案などありましたら、積極的にお寄せ下さい。
できる限り運営に反映させて参ります。

次回もたくさんの方々のご参加をお待ち申し上げております。
ではもうしばらくの間、よろしくお願い申し上げます。
posted by 短歌人会 at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 第29回歌会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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