この記事へのコメント
朝に町が白い雪に覆われていて美しい、と詠うのではなく、昼過ぎになって溶けちゃって美しくない、と詠ったのが、面白いと思いました。

道端の雪が泥水なんかで汚れていくのを「白からぬ雪」と表現したのが巧いなと思います。

ただ、「覆ひし」「積もれし」の動詞の流れは、ちょっと気になりました。下句は「積もれる」にしたほうがいいかな、と思いました。
Posted by 桑原憂太郎 at 2017年02月12日 17:10
「白からぬ雪」だけを詠むのではなく、上句で「わが町を覆ひし雪」と詠んで風景を一旦真っ白にしているのが効果を生んでいると思いました。「昼過ぎて」という時間の経過も良いと思います。
Posted by 津和 歌子 at 2017年02月12日 23:25
「積もれし」が分かりませんでした。「積もりし」ということでしょうか。ここの「し」は多分、過去の助動詞「き」の連体形の「し」だろうと思いますので、さ変、か変以外の動詞の連用形に接続するはずで、だとすれば「積もりし」でしょう。
桑原さん書かれている「積もれる」でもいいでしょうが、正確には積もったのは過去ですから「積もりし」の方がいいように思います。「覆ひし」「積もりし」の「し」の重複を避けたいなら「積もりたる」でもいいような気がします。
Posted by 永井秀幸 at 2017年02月15日 17:23

桑原さんの「動詞の流れ」、津和さんの「時間の経過」、永井さんの「文法指摘」と、お三人と同じような感想をもちましたが、上の句の調子の良さに較べて、下の句は、意味は通りますが、少したどたどしくないですか。雪の状況の変化がこの歌の眼目でしょうから、語順を変えるなり、「雪」の重複を避けるなりしたらいかがでしょう。語順では「積もる」にどうしてもこだわりたければ「道に白からぬ雪の積もりぬ」とか、一音増えても「白からぬ雪の道に積もりぬ」など、と。しかし、やはり、この「積もる」の使いようは根本的に怪しいですね。「昼過ぎて」の時点では降雪はないと一首からは窺えるので、道の除雪なりで塵埃をふくんで汚れた、除けられて積もった雪であれば、「積もりし」でなく別の表現にしたらよいのではないでしょうか。
Posted by かわすみさとる at 2017年02月20日 08:10
 桑原さん、津和さん、永井さん、かわすみさん、感想及びコメントを有難うございました。
 皆様ご指摘のように、文法的に「積もれし」は間違いでした。気持ちでは、(道に積み上げられた)のように言いたかったのでした。何となく受動態、何となく過去形という安易な発想を反省しました。似たような音の動詞の反復にも注意すべきと思いました。
 また、桑原さん、津和さん、歌意を汲んでくださり有難うございました。
 初参加でしたが、全体にとても楽しかったです。またチャレンジしたいです。
Posted by 安野文麿 at 2017年03月01日 14:30
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