この記事へのコメント
下の句の「夜をひとすぢ呼び込むやうに」に惹かれました。
「黒き言葉」なので恨みつらみを書き連ねているようにも読めますが、習字と読むと黄昏どきに静かに集中している作者が情景に浮かんできます。
Posted by 葉山健介 at 2017年02月10日 22:49
とても惹かれた歌です。
「夜をひとすぢ呼び込むやうに」黒き言葉をつづる。
黒き言葉=文字と受け取ったのですが、よく考えると=ではないと気付きました。
言葉と文字のイメージは、言葉には音があるけれど文字は音は聞こえない。黒き言葉は呪詛のようにも思えてきました。またはシャーマンのように歌い綴り天地を統べるかもしれませんね。
文字列が夜を呼び込むという発想がもっと広がって読めるのが面白いと思います。
Posted by 鎌田章子 at 2017年02月14日 10:47
巧い歌ですね。
「黒き言葉」。前評の鎌田さんが、深く精確に読まれておりますが、ここ、「文字」じゃなくて「言葉」。これで、単に、白い紙に、墨汁や黒インクで字を書いただけ、を詠んでいるわけじゃなくなるんですね。

それにしても「黒き言葉」。これ、初句に「白紙」があるから「黒き言葉」のイメージが広がるのでしょう。初句がなかったら、呪いの言葉くらいのイメージにしかならない。

また、「つづり」「ひとすぢ」といった言葉の選び方や漢字とカナの使い分けからも、巧者の方の歌と思いました。
Posted by 桑原憂太郎 at 2017年02月17日 23:14
比喩が魅力的でとても惹かれた歌です。
マイナスのイメージを読み手に強く喚起する「黒き言葉」よりも
ここは「黒き文字(もんじ)」とさらっと詠んだほうが
すばらしい比喩がより際立って良かったように思います。
Posted by 伊波虎英 at 2017年02月22日 17:16
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