この記事へのコメント
北へゆく白き機影の消ゆるまで見上げていたり冬の青ぞら

冬晴れの日の午前中(とは書いてないのですが、何故かそう思えます。)の空高く行く飛行機の小さく見える(これもそう書いてないのですが)白い機影を捉えていてくっきりと立ちあがってくる気持ちの良い歌で感心しました。
三句までの「き」の4音も歯切れがよく効いているようです。くわえて定型ぴったりでリズムも良い歌と思いました。
Posted by 永井秀幸 at 2017年02月07日 16:43
>北へゆく白き機影の消ゆるまで見上げていたり冬の青ぞら

永井さんもご指摘されているところですが、「き」の連続が素敵だなと思います。これで歯切れの良い感じが出ていますし、声に出して読んでも定型の美しさを感じる歌だと思いました。
北に向かう飛行機の機影を見送っている作者の姿が目に浮かびます。
Posted by 桃生苑子 at 2017年02月18日 19:08
永井さん、桃生さんのコメントに同感ですが、ただ一つ、どうにも気になってしようのない点があります。お題が「白」であり仕方なく、かつ私の感覚が独自なのかも知れませんが(機影といえば飛んでいる飛行機の姿でしょうが)、はたして機影は白いでしょうか。白色に塗装された機体であっても、頭上近くであればともかく、遠目にはどうでしょうか。また「消ゆるまで」という時点では明白に作者の眼にも黒か濃灰の色であった、と私は思うのですが、この歌の良さには無関係かも知れませんが、気になるところです。
Posted by かわすみさとる at 2017年02月19日 17:21
>はたして機影は白いでしょうか。

確かに「機影」を画像検索すると、ぼんやりした灰色の飛行機の姿が多くヒットするのですが、
そういえば昨日の日曜日に飛行機雲が伸びていくところを見たなぁ、飛行機も白っぽく見えたような気がするなぁ、と思って
「飛行機雲」を画像検索したら、白い飛行機の(雲を引いている)姿が沢山出てきました。

見知らぬ方のblogですが、遠くでも白い機影の写真があったのでURL貼っておきます。

この歌の場面は冬の青空なので、実景として白い機影が小さくなってゆくというのは嘘っぽくないんじゃないかなぁと思いました。
Posted by 砺波 湊 at 2017年02月20日 16:42
秋から冬にかけての晴天に、豆粒ほどの飛行機がゆっくり空をゆくのを見ることがあります。青空にその機影はくっきり白く浮かんでいます。
これは高い建物もなく、空気の澄んだ田舎ならではの光景。
とても感じの良い作品ですが、初句「北へゆく」と結句「冬の青空」はつきすぎでは・・・と思いました。
Posted by 庭野摩里 at 2017年02月20日 22:25
何人かの方が書かれているので蛇足になりまが「白い」機影は何回も見ています。
Posted by 永井秀幸 at 2017年02月21日 16:11
初句「北へゆく」と結句「冬の青空」はつきすぎでは…と言うのは、よろしければもう少しご説明頂ければ幸いです。というのは飛行機が北へ行くのは、季節と無関係だからです。冬の光景と北へ行くは二重では無いと思いますが、それとは違う指摘なのでしょうか?長距離航空機が高い高度で日本から北へ向かうのは頻繁にあるので、その点に限ると、心情を明確に表す、というより光景をクリアに描写した点が”俳句っぽい”ですが。
Posted by たむら畔蛸 at 2017年02月22日 00:29
すみません。補足です。私がこの短歌から感じたのは、機影のその飛行機に乗りたい、と思ったのか、乗った記憶を想った、かです。
Posted by たむら畔蛸 at 2017年02月22日 00:36
この作品が際立たせたかったのは、「冬の青空の中の白い機影」と読みました。
それが「北」という言葉によって、凛とした景が集中せずに拡散されてしまったと感じたのです。それが「つきすぎ」とコメントした理由です。
それから「北へゆく」というフレーズが歌謡曲っぽくって、邪魔だな!とも感じました。
Posted by 庭野摩里 at 2017年02月22日 23:19
機影が小さくなって目に見えなくなるまでを見上げているのだと読みました。白と青のコントラストは牧水を想起させます。上の句で繰り返されるキの音のリフレインと四句の切れが鮮やかな景を描いているようです。「北」と「冬」が付きすぎというのは同感です。
Posted by 太田青磁 at 2017年02月24日 18:30
意味的にも韻律的にも破綻がなく、巧い歌だと思いました。少なくとも私は「白き機影」に違和感はありませんし、キの音のリフレインは「付きすぎ」という欠点を補ってあまりあるものだと思います。
Posted by 鈴木秋馬 at 2017年02月25日 01:36
何度もコメントを入力するのもどうかと思ったのですが、もうすぐ締め切りなので…。作者がどこでこの歌を詠ったかは不明ですが、羽田、成田などから国際線がロシア上空経由で欧州に行く際には先ずは「北へ行き」ます。私の解釈と作者の意図は違うにせよ、私は、自身の北周りフライトを思い出しました。どなたかが「歌謡曲っぽい」とおっしゃっていますが、歌謡曲の様だとどこが悪いのだろう?
Posted by たむら畔蛸 at 2017年02月25日 23:39
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