この記事へのコメント
まず、春の眠気を「春眠におぼるる朝」と表現したところに作者の巧みさを感じました。そして、起き掛けに飲む珈琲を「キリマンジャロの香」と続ける。語彙選択もキリマンジャロからアフリカにそびえる山の爽やかさを想起させ効いていると思います。これが他の珈琲では、例えばコナコーヒーなどを当てはめてみると、珈琲で爽快に目覚めようとする感じは半減するでしょう。「キリマンジャロ」の一語が効果的に使われていると思いました。
Posted by 鶴羽一仁 at 2017年05月09日 21:12
結句の他動詞「呼びいだす」の主体が誰なのか、または何なのかが、何度か立ち止まったが未だよくわからない。
「キリマンジャロ」を山とコーヒーのダブルイメージとしているのだろうが、枕辺にいる作者にはコーヒーをたてることは出来ないし、「の香」とつづく以上、コーヒーが他動詞の目的語の香りを生む因子と考えられるが、さて主体の存在をどう考えたら良いのだろう。

仮に、山と同様にコーヒーの香りも、春眠に溺れた中の夢心地の想念だったとしても、それでは文として無理があるのではないか。
キリマンジャロ山は、朝の目覚めに爽快なイメージを重ねて、それはそれで存在感はあるが。
Posted by かわすみさとる at 2017年05月17日 11:52
  私も、かわすみさんと同様の疑問を持ちました。
「呼びいだす」がわからないですね。だれが呼びいだすのだろう。主体でしょうか。ならば、おぼれているのは、他者でしょうか。
 わからない歌です。
Posted by 桑原憂太郎 at 2017年05月19日 23:14
作者は弘井文子でした。
ご指摘の点、ありがたく、推敲いたします。
Posted by 弘井文子 at 2017年05月26日 21:07
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