この記事へのコメント
廊下で寝るのでしょうか、
そのあたりは謎ながら、
うすぐらい廊下に蚊帳が吊ってあるところを思い浮かべて、
とても雰囲気を感じました。
玄関から入っているところもいいと思いました。
芝居小屋の比喩によって、ひっそりとした廊下と、
怪しげな雰囲気が合致したと思います。
ただ、「そびえぬ」というところは、やや大袈裟に感じました。
Posted by 來宮有人 at 2017年05月09日 19:21
このごろあまり見かけない蚊帳や芝居小屋。
廊下はいうまでもなく大概、玄関に通じている。
シチュエーションと蚊帳を吊る主体がはっきりしないが、この場合、玄関先から奥をながめるのであろう。
暗がりに蚊帳を見れば、やはり昔懐かしい芝居小屋の幻燈のごと顕ち出でる。
一読後の感想は、回想の映像はつねに聳えて映るということ。
Posted by かわすみさとる at 2017年05月11日 03:28
私は蚊帳を画像でしか見たことがないのですが、基本は部屋に吊るものだと思っています。それを廊下に吊ったので、「何か芝居小屋みたいやなあ。何やこれ」という状態になったと受け取りました。
「蚊帳」が「芝居小屋」につながる見立てがおもしろいです。「そびえぬ」も、大袈裟なところがこの歌に合っていると私は思いました。
ただ、なぜ「ろうか」が漢字ではないのかが分かりません。「ろうか」は本当に「廊下」のことなのか、少し不安になっています。
Posted by 津和 歌子 at 2017年05月13日 22:26
日常から非日常がたちあがってきた瞬間を捉えたのが、面白く感じました。

かわすみさんは「玄関先から奥をながめるのであろう」と読まれましたが、
歌には「玄関へつづくろうかに」とあるので
廊下の奥から眺めて、蚊帳があり、その向こうに玄関が見える状況だと思います。
蚊帳を吊って、設置した本人なのに、よくよく見たら変なカンジがした、
ということかと受け取りました。

どの廊下も結局は玄関に行くじゃない、という意味ではなくて、
玄関と直通の・玄関が直線上に見える位置、なのかなと思いますが、
少し引っかかる表現かもしれません。

四句めの六音・字足らずが気になりました。
シバイゴヤは五音なので難しいですが、四句めが八音のほうがまだ良いかなぁと。
(たとえばですが「芝居小屋のごと/○○○そびえぬ」など…)
Posted by 砺波 湊 at 2017年05月18日 09:29
 私は、砺波さんのコメントとは異なり、廊下に蚊帳が吊られているのは、非日常空間と読みました。ですので、どうして廊下に蚊帳を吊ったのかは、日常的な光景ではないので、わかりませんでした。

 で、これが謎のまま、廊下に蚊帳を吊るという非日常的空間に、芝居小屋というやはり非日常的空間が比喩となっていて、それでは比喩が生きないと思いました。
Posted by 桑原憂太郎 at 2017年05月19日 22:35
玄関へつづくろうかに蚊帳つれば芝居小屋のごとくそびえぬ


景のよく見えない歌だと思いました。
なぜ廊下に蚊帳を吊るのか? 読者はまず考えてしまいます。
そして、それが「芝居小屋のごとく」そびえていると読んで、ますますわからなくなりました。
蚊帳の天井(というのでしょうか?)は、せいぜい大人が頭を下げて立てるくらいの高さしかなくて、小人にでもならなければ、「そびえる」とは見えないでしょう。

懸命に考えて、この廊下は昔風の、両側に畳敷きの部屋のある広い廊下で、作者は部屋の出口から蚊帳に入ろうと姿勢を低くして、蚊帳が「そびえている」と見えたのかなあ、などと思いました。それでも、「廊下に蚊帳を吊る」意味がわからなくて、???となっています。

「芝居小屋」も、現代には古くて、紅テントのようなものを思えばいいのでしょうか?
音数を合わせるために「サーカス小屋」では駄目? など、疑問が尽きません。


Posted by 花鳥もも at 2017年05月20日 18:29
作者の鑓水青子です。
來宮有人さん、砺波湊さん、津和歌子さん、宮川大介さん、選んでくださってありがとうございます。息子が蚊帳を手に入れて、「吊って、吊って」というのでその場(ろうか)で吊ってみたのでした。

>來宮有人さん、
雰囲気を感じとっていただけてうれしいです。「そびえぬ」というところは考え直してみます。(追伸:廊下では寝ません)

>かわすみさとるさん、
「回想の映像」って、とてもいいなあ、と思います。ありがとうございます。

>津和歌子さん、
「何か芝居小屋みたいやなあ。何やこれ」という状態、まさにそうでした。見立てのおもしろさを感じていただけてうれしいです。「ろうか」をひらがなにしたのは蚊帳を立たせたかったからですが、再考してみます。

>砺波湊さん、
「蚊帳を吊って、設置した本人なのに、よくよく見たら変なカンジがした、」というのは、まったくそのとおりでした。下の句の字数は考えてみます。ありがとうございます。

>桑原憂太郎さん、
日常と非日常について、比喩について、なるほどですね。気づきを与えてくださって、ありがとうございます。

>花鳥佰さん、
いろいろと考えをめぐらせていただいて、申し訳ないです。私が思い描いたのは紅テントです。音数が足りないのは気になりますが、サーカス小屋だと(賑やかで華やかなところが)イメージと違うので……(アンダーグラウンドな雰囲気を出したかったのです)苦肉の策でした。
Posted by 鑓水青子 at 2017年05月31日 09:19
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック