この記事へのコメント
「切実でないものだけ飛ばす扇風機」という実在しない家電を仮構したのがおもしろいと思いました。

切実でないものはいろいろとあって、選挙の時の政見放送とか、「題」を出されて無理やり捻り出した短歌とか(笑)…のところ、「J-POP」を出されたのはうまい選択だと思います。

「切実でないものだけ飛ばす扇風機」を入手することができた、回してみたらわれ自身を含むすべてのものが飛ばされてしまった…、というような想像によってさらに歌ができるのでは? と思ったりもしました。

なお、僕はネット歌会の詠草はワードで縦書きにしてプリントして読んでいるのですが、この歌の「J-POP」は半角なので縦にしても横書きのまま残ります。画面上横書きだと「J-POP、」は自然に読めますが、縦にすると「POP」の右上にダッシュが付いているように見えてしまいます。「J-POP」は全角にして縦書きにした場合は縦になるようにした方がいいのではないでしょうか。
Posted by 斎藤 寛 at 2017年11月10日 20:25
作者は若い人だろうか。近頃(と言っても年寄の目からして)やたら「J」のつく呼称が多い。これは日本のガラパゴス化、島国化が、グローバルに拡大する世界のなかで日本回帰の対立軸として育まれているためかも知れない。「J」を付けたがる向きは真の日本回帰ではなく、どこか軽薄である。この歌は、そうした世相に嫌気をさした、ほんまもんの日本回帰派の作ったものだろう。面白い点を突いた歌だ。あと付け加えれば、この場合の扇風機は、大型で強力なものでなければ、とても間に合うまい、この世相では。
Posted by かわすみさとる at 2017年11月16日 08:42
 結句の扇風機がそこそこ飛躍してて面白く鑑賞しました。ただ、韻律は整えたほうがいいかと。破調にするほどの強さはこの歌には必要ないと思います。あるいは、完全口語にしたほうが切実感が生まれるかも、と思いました。
Posted by 桑原憂太郎 at 2017年11月17日 23:37
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