この記事へのコメント
もう家に戻って来られないかもしれないと、最悪の覚悟をしていたお母様が退院して、リフォームした家に帰って来られたのでしょうか。お母様とご家族の喜びと安堵が感じられるいい歌だと思いました。
Posted by 五十嵐真希 at 2018年02月12日 15:59
歌の読みは五十嵐さんと同じですが、「新(にひ)し」は新しくしたということを表現したかったのでしょうが、「新(あら)たな」でよいのではないでしょうか?「あらたな手すりの手触り褒めて」のほうが字余りがあっても、すっきりすると思います。
Posted by さとう  ひろこ at 2018年02月14日 16:33
前評者の方々と同じように読みました。父の介護の経験があるので、病人や高齢者にとって手すりがいかにありがたいものであるかはよく分かります。この1首では、単に手すりを褒めたのではなく、その手触りを褒めているところに実感がこもっている気がしました。

さとうさんのご指摘のように「あらたな手すり」の方が分かりやすいのかもしれませんが、私は、「新し」の「に」「ひ」「し」に、「手すり」の「り」、「手触り」の「り」と、イ段の連続する調子が心地よく、「新し」も捨てがたいと思いました。
ただし、「新し」はシク活用の形容詞なので、「手すり」の前では連体形の「新しき」になるかと思います。
Posted by 加藤隆枝 at 2018年02月15日 10:42
実感のある歌で好きです。
ただし、「新(にい)し」は確かに辞書にのっている語彙ですが、あまり聞きなれない形容詞で僕はさとうさんの意見と同じく「新たな」の方がいいと思います。
Posted by 永井秀幸 at 2018年02月19日 16:42
「最悪も覚悟」の母が歩みたり新(にひ)し手すりの手触り誉めて

良かったですね。一時は最悪も覚悟の病のお母様が歩けるまで回復し退院して
帰宅したシーン。
入院中にどこかはわかりませんが、新しく手すりをつけてあげていたのですね。
お母様の新しい手すりの「手触り誉めて」というところが実感がありうまく
着地しています。
「新(にひ)し手すり」は、「新しき手すり」とした方が解かりやすいですね。
言葉は使わないと消えてしまうので、「新(にひ)しき手すり」でしょうか。
「新たな手すり」だと手すりが前からあって作り直したような感じに思うのですが
ふつうに「新設の手すり」とすると熟語二つになり字面がわるいですしね。
家族愛を感じるとともに高齢化社会の問題も提起していて選歌があればとらせて
頂きました。
Posted by 西五辻芳子 at 2018年02月19日 21:35
「最悪も覚悟」の母が歩みたり新(にひ)し手すりの手触り褒めて

写し間違いました。上記が正しいお歌です。「褒めて」でした。
申し訳ありません。

Posted by 西五辻芳子 at 2018年02月19日 21:41
作者の鎌田です。

五十嵐様、さとう様、加藤様、永井様、西五辻様
たくさんのコメントをありがとうございました。

昨年末、90歳の母が突然強い痛みとタール便を発症し動けなくなりました。
医師は、高齢だし心臓も悪いし、患部が分かったとしても手術は無理と。

訪問診療、訪問介護、訪問入浴などを利用して
在宅で看取ることにし、古希前後の姉弟で老老介護を始めました。

治療らしい治療はなかったのに、要介護5に認定された母が座れるようになりました。
それで、自力でポータブルトイレに移れるよう、立ち上がりサポートの小さな手すりを借りました。
この歌の手すりは固定の手すりではありませんが、
ベッド柵とこの手すりを利用してポータブルトイレに移れるようになり
母はたいそう喜びました。

歌は事実そのままなのですが、
加藤様、西五辻様が指摘してくださったイ段の連続を狙ってみました。
(活用をきちんとさせてないのはダメですね。
字余りになるから、まあいいかと…。
反省してます)

最近、母は「病院や施設に入れられなくて私は幸せ」と言ってくれています。
病状が回復してから認知症も進んでいるようなのですが、
これだけは本音なんだろうなと思って介護を頑張るつもりです。
母より先に逝かないよう、心して…。
Posted by 鎌田章子 at 2018年02月27日 21:41
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